NYダウ年初来高値/FOMC/チャレンジング発言【今週のマーケット展望】
【今週のポイント】
・米経済のソフトランディング期待でNYダウは年初来高値圏で推移中
・FOMC(連邦公開市場委員会)および会合後のパウエル議長の会見に注目
・米国の重要経済指標の発表もあり、日米の株式市場は値動きの荒い展開か
・日本株市場は、マイナス金利解除への警戒感が台頭
【キーワード解説】
チャレンジング発言
◆米国株
◎利下げおよび米経済のソフトランディング期待からNYダウは年初来高値圏で推移中
◎今週は、金融政策を決定するFOMCが開催予定
◎FOMCでは、3会合連続での政策金利据え置きが有力視
◎日本時間14日未明のパウエルFRB(連邦準備理事会)議長の会見に注目
◎消費者物価指数(CPI)や生産者物価指数(PPI)も注目
◆日本株
◎先週は、植田日銀総裁の「チャレンジング発言」で金融市場は株安&円高に
◎来週の日銀金融政策決定会合を控えて、マイナス金利解除への警戒感も
◎足元では、海外投資家は2週連続で日本株を売り越し中
◎今週は、米国のFOMCや重要経済指標の発表で値動きの荒い展開に要注意
【キーワード解説】チャレンジング発言
◎植田和男日銀総裁が国会で「年末から来年にかけて一段とチャレンジングになる」と発言
◎この発言を「マイナス金利解除」と捉えた金融市場では、株安と円高が進行
◎特に「年末から」との発言から、12月の日銀政策決定会合で解除の可能性も浮上
◎金利の上昇は、株式市場にとってはネガティブ要因
◎日本の政策金利が上昇すると、米国との金利差が縮小するため、外国為替市場では円高(ドル安)が進行
◆注目イベント(日本時間)
12月12日(火)
・米国:FOMC(13日まで)、消費者物価指数(CPI)
・米国:決算発表(オラクル)
12月13日(水)
・米国:生産者物価指数(PPI)
・日本:決算発表(ヤーマン)
12月14日(木)
・米国:政策金利、パウエルFRB議長会見
・米国:決算発表(アドビ)
12月15日(金)
・米国:決算発表(コストコ・ホールセール)
・日本:決算発表(セルソース、エイチ・アイ・エス)