NY見通し-10月米雇用統計に注目

NY見通し-10月米雇用統計に注目

 今晩は10月米雇用統計に注目。前日5日のNY株式相場は急反落。米中間選挙での民主党勝利によるデータセンター規制強化やAI投資減速への警戒感からハイテク株を中心に売りが膨らみ、市場全体へ波及した。投資家の不安心理を示すVIX指数が急騰するなど、センチメントは大きく悪化した。ダウ平均は1833.06ドル安(3.44%安)と急反落。ナスダック総合も5.52%安と急落し、直近高値からの下落率が10%を超え、「調整相場」入りとなった。機関投資家が運用のベンチマークとするS&P500も急落し、主要3指数はいずれも2025年4月以来の下落率を記録した。

 

 今晩のNY株式市場は、寄り前に発表される10月米雇用統計の結果を見極める神経質な展開となりそうだ。非農業部門雇用者数や失業率などの結果を受け、米連邦準備理事会(FRB)の金融政策見通しや米長期金利がどう動くかが最大の焦点となる。前日にヘッジファンドなどの投げ売りも重なって急落した反動から、押し目買いや自律反発の動きが入る可能性はあるものの、AIインフラ投資を巡る不透明感が拭えないなか、下値への警戒感は根強い。11月ミシガン大学消費者信頼感指数速報値や併せて発表される1年先・5年先期待インフレ率の動向も注目される。

 

 今晩の米経済指標・イベントは10月雇用統計、11月ミシガン大消費者信頼感指数速報値、同 1年先・5年先期待インフレ率 速報値など。企業決算は寄り前にモンスター・ビバレッジ、ヒューマナ、モデルナなどが発表予定。(執筆:11月6日、14:00)