今晩は米9月PPIや小売売上高に注目。前日14日のNY株式相場は続落した。9月の米消費者物価指数(CPI)が市場予想を上回る伸びとなり、インフレ長期化や米連邦準備理事会(FRB)による追加利上げなど金融引き締め警戒が高まった。加えて、財務懸念に伴うコアウィーブの急落や主要半導体株の下落を受け、AI関連銘柄を中心に売られたことが市場全体の重荷となった。朝方に上昇したダウ平均は304ドル安まで反落後、48.62ドル安(-0.09%)と2日続落して取引を終えた。また、ハイテク株比率の高いナスダック総合は1.88%安と3日続落となった。
今晩のNY株式市場は、寄り前に発表される9月生産者物価指数(PPI)や9月小売売上高などの重要経済指標が注目の中心となる。前日のCPI上振れによりインフレ再燃やFRBの引き締め長期化懸念が根強いため、PPIで卸売段階の価格動向を確認したい。また、米経済の根幹を支える個人消費の動向を示す小売売上高にも関心が集まる。指標結果を受けて米長期金利が上昇すれば、前日に引き続き高バリュエーションのハイテク・AI関連株には戻り売りの圧力がかかりやすい。一方で、寄り前に予定されている大手金融機関や地銀の決算発表が相場を下支えできるかもポイントとなる。
今晩の米経済指標・イベントは9月生産者物価指数(PPI)、9月小売売上高のほか、10月NY連銀製造業業況指数、新規失業保険申請件数、10月フィラデルフィア連銀業況指数など。このほかグールズビー米シカゴ連銀総裁、ハマック米クリーブランド連銀総裁の講演なども予定されている。企業決算は寄り前にバンクオブニューヨークメロン、チャールズ・シュワブ、プロロジス、USバンコープ、引け後にインタラクティブ・ブローカーズ、JBハント・トランスポートなどが発表予定。(執筆:10月15日、14:00)
