NY見通し-底堅い展開か 10月スタートとISM製造業PMIに注目

NY見通し-底堅い展開か 10月スタートとISM製造業PMIに注目

 今晩のNY株式市場は底堅い展開か。前日(30日)のNY株式相場は高安まちまち。ダウ平均は443.87ドル安(-0.86%)と3日続落した一方、ナスダック総合は0.24%高と3日ぶりに反発した。8月米個人消費支出(PCE)価格指数が予想を下回り買いが先行したものの、9月ADP全米雇用報告の堅調さや米10年債利回りの上昇が重荷となった。米連邦準備理事会(FRB)の年内追加利上げ観測や投資家心理の悪化も重なるなか、ダウ平均は安値引けとなった。一方で、ハイテク株を中心に買い戻しが入ったナスダック総合はプラス圏を維持して取引を終えた。

 

 今晩のNY株式市場は、新たな四半期および10月相場の初日を迎えるなか、底堅い展開が見込まれる。10月は歴史的に株価が上昇しやすい季節性があり、本格化する決算発表に対する業績期待も下値を支える要素となる。一方で、米10年債利回りが5.3%近辺の高水準で推移しており、金利の高止まりが引き続き上値を抑える懸念がある。市場の関心は今晩発表される9月ISM製造業景況指数(PMI)や新規失業保険申請件数に集まる。週末の9月雇用統計を控えるなか、経済指標を通じて景気や雇用の動向が示されるか、金利の反応とともに注目される。

 

 今晩の米経済指標・イベントは9月ISM製造業PMI、新規失業保険申請件数のほか、9月S&Pグローバル製造業PMI確定値 など。このほかジェファーソンFRB副議長、ボウマンFRB副議長、ウォラーFRB理事、クックFRB理事、ウィリアムズ米ニューヨーク連銀総裁、バーキン米リッチモンド連銀総裁、コリンズ米ボストン連銀総裁、シュミッド米カンザスシティー連銀総裁などFRB高官の発言も多数予定されている。企業決算は寄り前にマコーミック、アクセンチュア、引け後にナイキなどが発表予定。(執筆:10月1日、14:00)