NY見通し-米8月PCEなどの経済指標や金利動向に注目

NY見通し-米8月PCEなどの経済指標や金利動向に注目

 今晩のNY株式市場は米8月PCEなどの経済指標や金利動向に注目。前日29日のNY株式市場は主要3指数がそろって続落した。米10年債利回りが一時5.29%台と約16年ぶりの高水準へ上昇し、高金利の長期化に伴うバリュエーション圧迫感が重荷となった。もっとも、原油先物価格の急落や、ウィリアムズNY連銀総裁の「利上げを急ぐ必要はない」との発言による追加利上げ観測の後退を受け、米2年債利回りが低下すると押し目買いが入り、終盤にかけて下げ幅を大きく縮小した。ダウ平均は131.59ドル安(-0.26%)、ナスダック総合は0.09%安で終了。主要指数は下値を切り上げたものの、金利の高止まり警戒からマイナス圏を脱せなかった。

 

 今晩のNY株式市場は、取引開始前に発表される8月個人消費支出(PCE)価格指数の結果を受けた動向が焦点となる。米連邦準備理事会(FRB)がインフレ指標として注視する同指標の市場予想は前年比3.7%増、コアPCEは3.3%増と、ともに前月分から横ばいが見込まれている。インフレ減速が確認されれば追加利上げ懸念の和らぎを通じて株式相場の支援材料となる一方、予想を上回る伸びとなれば長期金利の上昇とともに売りが優勢となる展開が警戒される。原油相場の下落傾向は追い風だが、四半期末に伴うポートフォリオの再調整や、引け後に予定されるマイクロン・テクノロジーなどの決算発表を見極めたいとの思惑も錯綜しそうだ。

 

 今晩の米経済指標・イベントは8月個人消費支出 (PCE) 価格指数のほか、9月ADP雇用統計、4-6月期GDP確報値など。このほかクックFRB理事、バーキン米リッチモンド連銀総裁、グールズビー米シカゴ連銀総裁などFRB高官の発言も予定されている。企業決算は寄り前にファクトセット、コナグラ・ブランズ、引け後にマイクロン・テクノロジーなどが発表予定。(執筆:9月30日、14:00)