NY見通し-もみ合いか 要人発言や経済指標に注目

NY見通し-もみ合いか 要人発言や経済指標に注目

 今晩はもみ合いか。前日17日のNY株式相場は反発。米連邦公開市場委員会(FOMC)での利上げ決定後の下落に対する反動から買い戻しが優勢となった。米10年債利回りが4.93%台へ低下したことに加え、原油価格の下落が投資家心理を改善させた。さらに、エヌビディアアマゾン・ドット・コムなど主要なハイテク株やAI関連銘柄の上昇が買いを後押しした。ダウ平均は316.14ドル高(+0.61%)、ハイテク株主体のナスダック総合も1.69%高で終了し、ともに4日ぶりに反発した。ただし、中東情勢を受けたインフレ警戒感や追加利上げ懸念も根強く、ダウ平均は週ベースで3週連続の下落ペースとなるなど上値の重さも意識された。

 

 今晩のNY株式市場は、前日の反発を経て週末を前に方向感を探る展開が予想される。利上げ通過後はAI関連株の買いが相場を支えたが、高金利環境の長期化懸念は根強い。市場の関心はFRB高官の発言に集まっており、ボウマンFRB副議長やシュミッド・カンザスシティー連銀総裁の講演を通じて、追加利上げの意向インフレ判断に対する手がかりが得られるかが注目される。また、8月鉱工業生産などの経済指標により景気の底堅さが示されるかも焦点となる。AI市場への根強い期待感が下値を支える一方で、中東情勢に伴う原油高やインフレ再燃リスクへの警戒から、上値を積極的に追う動きは限定的となりそうだ。

 

 今晩の米経済指標・イベントは8月鉱工業生産、8月景気先行指数など。要人発言はボウマンFRB副議長、シュミッド米カンザスシティー連銀総裁。主要な企業の決算発表はなし。(執筆:9月18日、14:00)