NY見通し-米8月消費者物価指数(CPI)に注目

NY見通し-米8月消費者物価指数(CPI)に注目

 今晩は米8月CPIに注目。前日10日のNY株式相場は4日続落。ダウ平均は316.56ドル(0.60%)安、ナスダック総合も0.65%安となった。米国とイランの戦闘長期化に伴いWTI原油先物が1バレル102ドル台へ高騰し、インフレ再燃への警戒感が強まった。また、米10年債利回りが4.96%台へ上昇したことで、高金利による業績圧迫が懸念された半導体などのハイテク株を中心に売りが広がった。米8月生産者物価指数(PPI)は市場予想通りだったものの、原油高と金利上昇への懸念を拭えなかったアップルなどが買われた一方、インターナショナル・ビジネス・マシーンズエヌビディアが大きく下落した。

 

 今晩は米8月消費者物価指数(CPI)の発表に注目が集まる。来週の米連邦公開市場委員会(FOMC)での政策金利判断を占う上で最重要指標となる。市場予想は総合が前年比+3.3%と前月から鈍化、食品とエネルギーを除くコア指数も前年比+2.4%と約5年ぶりの低い伸びが見込まれている。インフレ減速が確認されれば利上げ観測の後退が株式市場の支えとなるが、予想を上回る強い結果となれば利上げ観測の強まりから株価の重荷となるリスクがある。そのほか、昨日に5月以来の高水準となる一時1バレル103ドル台まで上昇したNY原油相場にも要注目となる。

 

 今晩の米経済指標・イベントは8月CPIのほか、9月ミシガン大消費者信頼感指数速報値、同1年先・5年先期待インフレ率速報値、8月財政収支など。企業決算は寄り前にクローガーが発表予定。(執筆:9月11日、14:00)