今晩のFOMC議事要旨と小売決算に注目。前日のNY株式市場は主要3指数が揃って3日続落した。ダウ平均は116.38ドル安(-0.22%)、ナスダック総合は1.33%安で取引を終えた。米30年債利回りが約19年ぶりの高水準に達するなど世界的な金利上昇に伴うインフレ懸念や、原油価格の高騰、地政学的リスクの上昇が相場の重しとなった。個別銘柄では、キャタピラーなどの景気敏感株や半導体を中心としたハイテク株の下落が指数を押し下げた一方、原油高を受けたエネルギーセクターなどの一部銘柄は上昇した。底強い業績期待はあるものの、高金利環境への警戒感が勝る展開となった。
今晩のNY市場では、公表される7月開催分の米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨と大手小売企業の決算発表が焦点となる。FOMC議事要旨では、金利据え置きが決定されたものの3名のメンバーが利上げを主張して反対票を投じた経緯があり、FRB内部でのタカ派的意見の深まりや今後の金融政策の足取りが注視される。また、ターゲットやロウズ・カンパニーズ、TJXカンパニーズなど主要小売企業の決算発表が集中するため、インフレや高金利が個人消費に及ぼす影響、ならびに今後の業績見通しへの関心が高い。金利や原油高の動向を睨みつつも、堅調な企業業績を支えに底固さを試す展開が期待される。
今晩の米経済指標・イベントはFOMC議事要旨のほか、MBA住宅ローン申請指数、EIA週間原油在庫、米20年債入札など。企業決算は寄り前にアナログ・デバイセズ、ターゲット、ロウズ・カンパニーズ、TJXカンパニーズ、エスティ・ローダー、引け後にノードソンなどが発表予定。(執筆:8月19日、14:00)
