NY見通し-米7月生産者物価指数(PPI)に注目

NY見通し-米7月生産者物価指数(PPI)に注目

 今晩は7月PPIに注目。前日のNY市場はまちまちの展開となった。米7月消費者物価指数(CPI)が予想通りの着地となり、次回会合での利上げ見送り観測が強まったことで市場に安心感が広がった。さらにスーパー・マイクロ・コンピューターやコアウェーブなど好決算を背景としたAI需要への期待からハイテク株が買われ、ナスダック総合は0.54%高と3日ぶりに反発した。一方で、ホルムズ海峡の再開期待減退による原油価格上昇などが上値を圧迫し、ダウ平均は21.58ドル安(-0.04%)と小幅に3日続落した。主力株の明暗が分かれたものの、全体としてはインフレ懸念の和らぎが相場を支える格好となった。

 

 今晩のNY株式市場は、米7月生産者物価指数(PPI)の発表に注目が集まる。前日のCPIに続き、卸売段階でのインフレ鈍化傾向が確認できれば、金融締め付けに対する警戒感が一段と和らぎ、相場の下支え要因となることが期待される。また、前日引け後に決算を発表したシスコシステムズなどが時間外取引で4%超下落しており、前日のAI関連株の堅調が持続するか否かが注目される。このほか、中東情勢を巡る地政学リスク原油相場の動向にも引き続き要注目となる。

 

 今晩の米経済指標・イベントは7月生産者物価指数(PPI)のほか、新規失業保険申請件数、30年債入札など。企業決算は寄り前にタペストリー、引け後にアプライド・マテリアルズが発表予定。(執筆:8月13日、14:00)