NY見通し-今週は米7月CPIなどの物価指標に注目

NY見通し-今週は米7月CPIなどの物価指標に注目

 今週のNY市場は米7月CPIに注目。先週のNY市場は、ダウ平均が2.96%高、ナスダック総合が5.19%高とともに2週続伸し、4月以来の大幅高となった。週前半はトランプ米大統領の対イラン攻撃中止表明に伴う原油安や米長期金利の低下、好決算を背景としたハイテク株の買戻しが相場を牽引し、ダウ平均とS&P500が最高値を更新した。週半ばは原油高や金利上昇から反落したものの、週末7日の米7月雇用統計で非農業部門雇用者数が予想外の減少を示したことで、FRBによる9月利上げ観測が後退。金利低下を好感した買いが広がり、主要指数は大幅反発して週を終えた。

 

 今週は水曜日に発表される7月消費者物価指数(CPI)をはじめとするインフレ指標が最大の注目点となる。雇用統計の減速で労働市場の弱さが示された中、インフレが高止まりすればスタグフレーション懸念が強まり相場の波乱要因となり得る。7月CPIの市場予想は前年比+3.4%と前月からやや鈍化する見通しだが、目標の2%を大きく超える状況が続く。木曜の7月卸売物価指数(PPI)や金曜の7月小売売上高に加え、スーパー・マイクロ・コンピューターやシスコシステムズアプライド・マテリアルズなどの決算発表も相場を左右しそうだ。

 

 今晩の米経済指標・イベントは7月雇用傾向指数など。企業決算は引け後にサイモンプロパティーが発表予定。(執筆:8月10日、14:00)