NY見通し-堅調な展開か 企業決算と雇用関連指標に注目

NY見通し-堅調な展開か 企業決算と雇用関連指標に注目

 今晩は堅調な展開か。前日のNY株式市場は高安まちまちとなった。ダウ平均は263.24ドル高(+0.49%)と5日続伸し、3日連続で最高値を更新した。良好な企業決算に加え、イーロン・マスク氏の発言を受けたエヌビディアの上昇や中東ホルムズ海峡の再開期待が支えとなった。一方、ナスダック総合指数は0.83%安と5日ぶりに反落。巨額のAI投資を発表したスペースXの急落や、決算が嫌気されたAMD、AI部門の再編と幹部退任が発表されたアルファベットなどの下落が重荷となり、ハイテク比率の高い指数を押し下げた。

 

 今晩のNY株式市場は、相次ぐ好決算を支えに底堅い展開が見込まれる。企業の収益拡大の広がりやAI関連の需要が確認されており、相場の押し上げ要因となっている。もっとも、翌日に7月米雇用統計の発表を控えているため、結果を見極めたいとの思惑から上値が重くなる場面もありそうだ。また、前日にクックFRB理事がインフレ定着への警戒感から利上げの可能性に言及しており、金利動向やFRB高官の発言にも注意が必要である。発表される前週分の新規失業保険申請件数などの指標から、労働市場の減速ペースを探る展開となる。

 

 今晩の米経済指標・イベントは新規失業保険申請件数、4-6月期単位労働コスト速報値、6月卸売在庫など。企業決算は寄り前にラルフ・ローレン、ワーナー・ブロス・ディスカバリ、引け後にエアビーアンドビーアフラック、アカマイ・テクノロジーズなどが発表予定。(執筆:8月6日、14:00)