今晩は上値の重い展開か。前日のNY株式市場は大幅続伸。ダウ平均は907.47ドル高(+1.71%)の54085.88ドル、ナスダック総合は2.59%高となり、ともに4営業日続伸した。ダウ平均は7月7日以来、約1カ月ぶりに取引時間中の史上最高値を更新し、終値でも前日に続いて最高値を更新した。機関投資家が運用のベンチマークとするS&P500も取引時間中と終値の史上最高値を更新し、ナスダック総合は最高値まで2%未満に迫った。米国とイランの対話進展に伴うホルムズ海峡再開期待から原油先物価格が5%超下落したことや、米長期金利の低下が好感された。さらに、キャタピラーやパランティア・テクノロジーズの好決算を受けてAI需要の持続性が再確認されたことも追い風となり、半導体やハイテク株を中心に買い戻しが大きく広がった。引け後の動きでは、決算が予想を上回り、見通しが予想と一致したアドバンスト・マイクロ・デバイセズ(AMD)が時間外で8%超下落し、赤字決算を発表したスペースXも時間外で7%超下落した。
今晩のNY株式市場は、連日の大幅高を受けた高値警戒感から利益確定売りが交錯しつつも、決算や経済指標を見極める展開となりそうだ。決算発表では、時間外取引でAMDが下落したように好材料出尽くしへの警戒も意識されるなか、ウォルト・ディズニーやイーライリリー、ウーバー・テクノロジーズなどの動向が注視される。また、経済指標では7月ADP民間部門雇用者数や7月ISM非製造業総合指数(PMI)が発表予定である。週末の米雇用統計を前に、労働市場の失速回避や景気減速の程度を見極めるうえで重要な判断材料となりそうだ。
今晩の米経済指標・イベントは7月ADP民間部門雇用者数、7月ISM非製造業PMIのほか、MBA住宅ローン申請指数、7月S&Pグローバル総合・サービスPMI確定値など。企業決算は寄り前にウォルト・ディズニー、イーライリリー、クラフト・ハインツ、CVSヘルス、引け後にウエスタン・デジタルなどが発表予定。(執筆:8月5日、14:00)
