NY見通し-アジア株安を受けてハイテク株を中心に軟調か

NY見通し-アジア株安を受けてハイテク株を中心に軟調か

 今晩はアジア株安を受けて軟調か。前日のNY株式市場は高安まちまちとなった。米国とイランの攻撃休止に伴う原油価格の急落が市場の下支えとなり、ダウ平均は一時660ドル高まで上昇後、262.83ドル高(+0.51%)と2営業日続伸して終了した。一方、ハイテク株主体のナスダック総合は、中国による露光装置開発報道に伴う競合懸念やAIバブルへの警戒感からASMLホールディング NYRSエヌビディアなど半導体株に売りが強まり、0.18%安と4営業日続落となった。今週に控える巨大IT企業の決算発表や米連邦公開市場委員会(FOMC)での政策金利発表を前に、ポジション調整の売りや資金シフトの動きも交錯した。

 

 今晩のNY株式市場は、アジア株式市場の大幅安や株価指数先物の下落を受けて、軟調な展開が予想される。アジア市場では韓国のKOSPI指数が約10%安と急落し、日経平均など主要指数も連安となった。これを受けて米株先物、特にナスダック100先物が下落している。今晩は引け後にメタ・プラットフォームズの決算発表を控えているほか、水曜日以降にもアマゾン・ドット・コムマイクロソフトアップルなどの巨大IT企業の決算発表が続く。先週のアルファベットインテルの決算を受けて、ハイパースケーラーの設備投資増額に伴う利益率圧迫懸念が強まっており、半導体・ハイテク株を中心に売りが先行しやすい展開か。水曜日に米連邦公開市場委員会(FOMC)結果公表を控えていることも、投資家の様子見姿勢を強めそうだ。

 

 今晩の米経済指標・イベントは5月ケースシラー住宅価格指数、7月消費者信頼感指数など。企業決算は寄り前にコカ・コーラボーイング、引け後にビザメタ・プラットフォームズフォード・モーターKLAなどが発表予定。(執筆:7月28日、14:00)