NY見通し-今週は大手ハイテク決算やFOMCに注目

NY見通し-今週は大手ハイテク決算やFOMCに注目

 今週のNY市場は大手ハイテク決算やFOMCに注目。先週のNY市場は、ダウ平均が0.38%安と3週続落し、ナスダック総合が2.13%安と2週続落した。中東情勢の緊張の高まりを受けてブレント原油価格が一時1バレル100ドルを突破し、インフレ懸念や金利上昇が相場の重しとなった。企業決算ではアルファベットインテルが市場予想を上回る業績を発表したものの、巨額のAI設備投資に対する警戒感から株価が大幅安となり、ハイテク株を中心に売りが優勢となった。一方、この週末は米国とイランの戦闘が一時停止したと伝えられ、原油先物価格が急落したほか、主要な米株先物指数が揃って上昇してスタートしており、地政学リスクの後退が足元の好材料となっている。

 

 今週はメガキャップの決算発表と米連邦公開市場委員会(FOMC)が最大の焦点となる。決算では火曜日引け後にメタ・プラットフォームズ、水曜日引け後にアマゾン・ドット・コムマイクロソフト、木曜日引け後にアップルなどが発表を予定しており、前週強まった「AI投資の費用対効果」に対する懸念を拭えるかが相場のセンチメントを左右する。また、水曜日に結果が公表されるFOMCでは政策金利の行方や金融政策の見通しに注目が集まる。原油高に伴うインフレ再燃が懸念されるなか、ウォーシュ米連邦準備理事会(FRB)議長率いるFRBのタカ派姿勢が警戒される。このほか、木曜日発表の6月個人消費支出(PCE)価格指数や第2四半期GDPの動向にも注意したい。

 

 今晩の米経済指標・イベントは6月耐久財受注など。企業決算は寄り前にシーゲート・テクノロジー・ホールディングス、引け後にエレクトロニック・アーツ、テラダインなどが発表予定。(執筆:7月27日、14:00)