今晩は一進一退か。前日30日のNY株式市場は続伸した。AI投資の持続性に対する懸念後退やイラン情勢の沈静化期待から、半導体などのハイテク株や景気敏感株を中心に買いが先行した。強い雇用指標を受けて米10年債利回りが4.46%台に上昇したことで、不動産や公益などのディフェンシブセクターは軟調だったが、引けにかけて巻き返した。ダウ平均は136.46ドル高(+0.26%)と連日で過去最高値を更新し、ナスダック総合も1.52%高と大幅に上昇した。機関投資家が運用のベンチマークとするS&P500も上昇して終了し、主要3指数はそろって2日続伸し、好調な上半期の取引を締めくくった。
今晩のNY株式市場は、発表される重要経済指標や米連邦準備理事会(FRB)議長の発言を見極める展開となりそうだ。市場では、6月のADP雇用統計やISM製造業PMIに注目が集まっている。労働市場の減速感や製造業の堅調さが確認されれば相場の支えとなる。また、ポルトガルで開催中のECBフォーラムにおいて、FRBのウォルシュ議長が発言する予定である。新議長による金融政策戦略の見直しやインフレ抑制に向けた利上げの可能性についての言及が注目される。大幅高となった上半期を通過した直後で、利益確定売りと下半期への期待が交錯しやすい。
今晩の米経済指標・イベントは6月ADP民間部門雇用者数、6月ISM製造業PMIなど。企業決算は寄り前にファクトセット・リサーチ、ゼネラル・ミルズが発表予定。(執筆:7月1日、14:00)
