今晩は方向感に欠ける展開か。26日のNY市場は高安まちまちとなった。トランプ米大統領によるイランとの終戦交渉進展への言及や米長期金利の低下に加え、アナリストの強気判断を受けた半導体大手マイクロン・テクノロジーの19%超の急騰を背景にハイテク株へ買いが膨らんだ。ナスダック総合とS&P500は最高値を更新した。一方で、原油安に伴うエネルギー株の急落やディフェンシブ株の売りが重荷となり、全面高には至らなかった。ダウ平均は118.02ドル安(-0.23%)と4営業日ぶりに反落した一方、ナスダック総合は1.19%高と4営業日続伸した。
今晩のNY市場は、利益確定売りと主要企業の決算発表が交錯し、上値の重い展開が予想される。米株先物は横ばい圏で推移しているが、時間外取引でソフトウェアのゼットスケーラーが売上高見通しを嫌気され急落しており、ハイテク株の重荷となる可能性がある。また、米長期金利が4.50%付近に達する中でインフレ期待も根強く、市場ではこれ以上の株価上昇に対する警戒感が出ている。こうした中、取引開始前にはアバクロンビー&フィッチやディックス・スポーティング・グッズなどの主要企業の決算発表が予定されており、これらの業績動向や今後の見通しが相場の方向性を左右する材料として注目される。
今晩の米経済指標・イベントはMBA住宅ローン申請指数、5月リッチモンド連銀製造業総合指数など。企業決算は寄り前にアバクロンビー、引け後にセールスフォース、エイチピーなどが発表予定。(執筆:5月27日、14:00)
