NY見通し-エヌビディア決算後の反応やウォルマート決算に注目

NY見通し-エヌビディア決算後の反応やウォルマート決算に注目

 今晩はエヌビディア決算やウォルマート決算に注目。20日のNY株式市場は大幅反発した。トランプ米大統領がイランとの交渉が最終段階にあると言及したことで中東の地政学リスクが和らぎ、原油先物価格と米長期金利が大幅に低下。これによりインフレ再燃やFRBによる追加利上げへの警戒感が後退し、投資家心理が改善した。ダウ平均は前日比645.47ドル高(+1.31%)と大幅反発し、節目の5万ドルの大台を回復。ナスダック総合指数も1.54%高と4日ぶりに大幅反発した。取引終了後に控えるエヌビディアの好決算への期待も相場の押し上げ要因となった。引け後に発表されたエヌビディアの決算は予想を上回る増収増益となり、ガイダンスも予想を上回ったほか、800億ドルの自社株買いも発表したものの、株価は当日終値から1%超下落して終了した。

 

 今晩のNY株式市場は、強弱材料が交錯する中で神経質な展開か。注目されたエヌビディアの第1四半期決算は、売上高やガイダンスが市場予想を上回り、大規模な自社株買いや増配も発表された。しかし、市場の高い期待を背景に時間外取引で株価は一進一退の軟調な動きとなっており、今晩の取引でのエヌビディア株の値動きや、ハイテク株への波及効果が注視される。また、取引開始前には米小売最大手ウォルマートの決算発表が控えており、個人消費の動向を見極める上で重要な手がかりとなる。そのほか、4月住宅着工件数、新規失業保険申請件数、5月S&P製造業・サービス業PMI速報値などの経済指標の発表も予定されており、足もとの景気や雇用の動向が注目される。

 

 今晩の米経済指標・イベントは4月建設許可件数、4月住宅着工件数、新規失業保険申請件数、5月フィラデルフィア連銀業況指数、5月S&Pグローバル製造業・サービス業PMI速報値など。企業決算は寄り前にウォルマートディアラルフローレン、引け後にロス・ストアーズ、テイクツー・インタラクティブなどが発表予定。(執筆:5月21日、14:00)