今晩は4月生産者物価指数(PPI)に注目。昨日はダウ平均が56.09ドル高(+0.11%)と小幅に3日続伸した一方、前日まで連日で史上最高値を更新したナスダック総合は0.71%安と3日ぶりに反落し、機関投資家が運用のベンチマークとするS&P500も3日ぶりに小幅反落した。ヘルスケアや生活必需品などのディフェンシブ銘柄が総じて堅調に推移したことでダウ平均が上昇した一方、米4月消費者物価指数(CPI)が予想を上回る伸びとなったことや、NY原油先物相場が1バレル102ドル台に上昇したことが嫌気されたほか、半導体株が利益確定売りに押されたこともナスダック総合とS&P500の押し下げ要因となった。
今晩は米・イランの和平協議の行方や、原油相場の動向を睨んだ神経質な展開が引き続き予想される中、寄り前に発表される米4月生産者物価指数(PPI)に注目が集まる。昨日の4月米4月消費者物価指数(CPI)が市場予想を上回る伸びとなったことで年内の利下げ期待が一段と後退し、CMEのフェドウォッチ・ツールでは年内の利上げ確率が約34%に上昇した。4月PPIの市場予想は前月比+0.5%と3月から横ばいが見込まれているが、前年比では+4.9%と前月の+4.0%から加速が予想されている。変動の大きい食品、エネルギーを除くコアPPIは前月比+0.3%、前年比+4.3%と、それぞれ前月の+0.1%、+3.8%から上昇が見込まれている。CPIに続いてPPIも予想以上の上昇となれば、インフレ高進懸念や利上げ見通しが一段と強まることが相場の重しとなることが警戒される。
今晩の米経済指標・イベントは4月生産者物価指数(PPI)のほか、MBA住宅ローン申請指数、30年債入札など。企業決算は引け後にシスコシステムズが発表予定。(執筆:5月13日、14:00)
