今晩はハイテク株を中心に堅調か。昨日はダウ平均が280.12ドル安(-0.57%)と5営業日続落となった一方、ハイテク株主体のナスダック総合0.04%高とわずかに反発した。トランプ米大統領がイランの和平提案を拒否したと報じられ、原油相場が大幅に続伸したことや、米連邦公開市場委員会(FOMC)の記者会見で、パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長が議長退任後も理事としてFRBに留まるとしたことで先行きの利下げ期待が後退したことも相場の重しとなったが、予想を上回る決算や強い見通しを発表した半導体のNXPセミコンダクターズとシーゲート・テクノロジー・ホールディングスが2桁高と急伸したことが、ハイテク株の追い風となった。引け後に決算を発表したアルファベットは予想を上回る決算やクラウド収入が大幅に増加したことが好感され時間外で7%超上昇した。アマゾン・ドット・コムも予想を上回る決算を発表し、時間外で約3%上昇し、マイクロソフトも決算が予想を上回り、時間外で小幅に上昇した。一方、決算が予想を上回ったものの、通期の設備投資計画を引き上げたメタ・プラットフォームズが時間外で7%安となった。
今晩の取引では好決算を発表したアルファベット、アマゾン・ドット・コム、マイクロソフトなどの上昇が見込まれ、ハイテク株の堅調が期待される一方、FOMCがややタカ派的な内容となったことや、米・イランの紛争長期化見通し、それを受けた原油価格の上昇が相場の重しとなりそうだ。経済指標では1-3月期GDP速報値やFRBがインフレ指標として注視する3月個人消費支出(PCE)価格指数が発表予定で、足もとの景気動向やインフレ動向が注目される。
今晩の米経済指標・イベントは3月個人消費支出 (PCE) 価格指数、1-3月期GDP速報値のほか、新規失業保険申請件数、4月シカゴ地区購買部協会景気指数など。企業決算は寄り前にキャタピラー、メルク、マスターカード、引け後にアップルなどが発表予定。(執筆:4月30日、14:00)
