NY見通し-イラン紛争終結期待や原油安を追い風に反発か

NY見通し-イラン紛争終結期待や原油安を追い風に反発か

 今晩は反発か。昨日はダウ平均が84.41ドル安(-0.18%)と小幅に反落し、ナスダック総合が0.84%安と反落した。トランプ米大統領が「イランと現在交渉中である」「相手側は合意を望んでいる」としたものの、NY原油先物価格が前日の1バレル88ドル台から92ドル台に上昇したことが嫌気された。引け後の動きでは、米国がイランに対し戦争終結に向けた15項目からなる和平案をパキスタン経由で送付したと報じられたことで、NY原油先物はアジア時間で89ドル台に低下した。

 

 今晩は堅調か。足もとでは原油相場の動向が米国株の主要な変動要因となっており、イラン紛争の終結期待や、それを受けた原油相場の下落を追い風に米国株は反発が期待できそうだ。経済指標では寄り前に発表される2月輸入物価が注目される。先週発表された米2月生産者物価指数(PPI)が予想以上に上昇したことや、米連邦公開市場委員会(FOMC)で利下げに慎重な姿勢が示されたことに加え、足もとの原油価格の上昇で利下げ期待は大きく後退し、年内の利上げの可能性も意識されている。2月輸入物価は前月比+0.5%と1月分の+0.2%から上昇が見込まれており、高い伸びとなれば利上げ見通しの強まりが相場の重しとなりそうだ。

 

 今晩の米経済指標・イベントは2月輸入物価のほか、MBA住宅ローン申請指数、第4四半期経常収支、EIA週間原油在庫など。このほか、ミラン米連邦準備理事会(FRB)理事の講演も予定されている。企業決算は寄り前にペイチェックス、シンタスが発表予定。(執筆:3月25日、14:00)