今晩は米2月消費者物価指数(CPI)に注目。昨日はナスダック総合が0.01%高とわずかながらプラス圏で終了し、2日続伸となった一方、ダウ平均は34.29ドル安(-0.07%)と小幅に反落した。ダウ平均は、NY原油相場が一時70ドル台まで下落したことを好感し、一時479ドル高まで上昇したが、イランが機雷を敷設している兆候があるとの報道を受けて原油相場が再び80ドル台まで反発したことが上値を圧迫した。引け後の動きでは、予想を上回る決算や強い見通しを発表したオラクルが時間外取引で9%近く上昇した。
今晩の取引では、オラクルの大幅高が期待されることや原油相場の落ち着きが支援となり、しっかりした展開が期待されるが、インフレ動向や先行きの利下げ見通しを巡り、寄り前に発表される米2月消費者物価指数(CPI)に注目が集まる。2月CPIの市場予想は前月比+0.3%と1月の+0.2%から上昇が見込まれ、前年比では+2.4%と前月から横ばいが見込まれている。変動の大きい食品、エネルギーを除くコアCPIは前月比+0.2%と1月の+0.3%から鈍化が見込まれ、前年比では+2.5%と前月から横ばいが予想されている。先週発表された米2月雇用統計は、非農業部門雇用者数が増加予想に反して減少し、失業率も予想を上回る悪化となったことで景気悪化懸念が強まった。CPIが予想を上回る強い結果となれば、スタグフレーション懸念が強まることが警戒される。
今晩の米経済指標・イベントは2月CPIのほか、MBA住宅ローン申請指数、EIA週間原油在庫、10年債入札、2月財政収支など。企業決算は寄り前にキャンベルズが発表予定。(執筆:3月11日、14:00)
