NY見通し-底堅い展開か 経済指標は新規失業保険申請件数など

NY見通し-底堅い展開か 経済指標は新規失業保険申請件数など

 今晩は底堅い展開か。昨日はダウ平均が307.65ドル高(+0.63%)、ハイテク株主体のナスダック総合も1.26%高とともに2日続伸した。AI利用によるソフトウェア、サイバーセキュリティ、金融などの複数の業界での業績悪化懸念が引き続き和らいだことでIT、金融、コミュニケーション、一般消費財などが上昇し相場をけん引した。引け後に決算を発表するエヌビディアセールスフォースもそれぞれ1.41%高、3.41%高となった。引け後の動きではエヌビディアが市場予想を上回る決算やガイダンスを発表し、株価は時間外で一時4%近く上昇したが、その後は終値付近で終了した。一方、セールスフォースは弱い2027年度通期売上高見通しが嫌気され、株価は時間外で4%超下落した。

 

 今晩の取引では前日までに2日続伸したことや、弱い見通しを発表したセールスフォースの下落が見込まれることで、やや軟調な展開か。注目されたエヌビディアの決算も、実績と見通しがともに市場予想を上回ったものの、株価は一時3%超上昇後、ほぼ横ばいで終了した。一方、アンソロピックの新しいAIサービスの発表をきっかけに強まった幅広い業界での業績悪化(AIディスラプション)問題は、アンソロピックのサービスが既存のシステムと接続可能であるとしたことで過度な懸念が和らいだ。投資家の不安心理を示すVIX指数が17ポイント台に低下するなどセンチメントも改善しており、下値も堅い展開か。

 

 今晩の経済指標・イベントは新規失業保険申請件数、継続失業保険受給総数など。企業決算は寄り前にワーナー・ブロス・ディスカバリー、ホーメル・フーズ、JMスマッカー、引け後にオートデスクデル・テクノロジーズなどが発表予定。(執筆:2月26日、14:00)