今晩は底堅い展開か。昨日はダウ平均が821.91ドル安(-1.66%)、ナスダック総合が1.13%安とともに大幅反落した。AI利用による様々な分野への悪影響が再び意識されたほか、トランプ米大統領の関税政策を巡る先行き不透明感もセンチメントの悪化につながった。新興AI開発企業のアンソロピックが、AIによる既存プログラムの調査・分析作業の自動化機能を公表したことで、インターナショナル・ビジネス・マシーンズが13.15%安と急落し、マイクロソフトとセールスフォースも3%超下落するなど、ソフトウェア株に売りが広がった。アンソロピックはAIを利用したセキュリティ上の脆弱性検出を発表したことでサイバー・セキュリティーサービスのクラウドストライク・ホールディングスやフォーティネットも大幅安となった。
今晩の取引ではAI利用によるソフトウェア業界などへの逆風や、トランプ米大統領が発表したグローバル関税の先行き不透明感に加え、イランを巡る地政学リスクの高まりなどが引き続き相場の重しとなることが予想されるほか、翌日引け後のエヌビディアの決算発表を控えた様子見姿勢も強まりそうだ。ただ、昨日に主要3指数がそろって1%以上下落したことで、押し目買いも期待される。決算発表は寄り前にホームデポが発表予定で、関税の影響が懸念される中、個人消費動向が注目される。
今晩の経済指標・イベントは2月消費者信頼感指数、12月S&Pケースシラー住宅価格指数、12月卸売売上高、トランプ米大統領の一般教書演説など。このほか、ウォラー米連邦準備理事会(FRB)理事、クックFRB理事、グールズビー米シカゴ連銀総裁、コリンズ米ボストン連銀総裁、ボスティック米アトランタ連銀総、バーキン米リッチモンド連銀総裁などの講演なども予定されている。企業決算は寄り前にホームデポ、アメリカン・タワー、引け後にエイチピーなどが発表予定。(執筆:2月24日、14:00)
