今晩のNY株式相場は物価指標に注目。昨日はダウ平均が669.42ドル安(-1.34%)と2日続落し、ナスダック総合は2.03%安と大幅に3日続落した。弱い見通しを発表したシスコシステムズが2桁安と急落したことをきっかけにAI関連株や、AI利用による資産運用事業の収益悪化懸念が強まった金融株などが下落したほか、銀先物相場が約10%下落したこともセンチメントの悪化につながった。ダウ平均採用銘柄はシスコシステムズが12.32%安と急落し、ウォルト・ディズニーとアップルも5.00%超下落した。週初来ではダウ平均が1.32%安と反落ペースとなり、ナスダック総合が1.88%安と5週続落ペースとなった。
今晩の取引では先行きの利下げ見通しを巡り、寄り前に発表される米1月消費者物価指数(CPI)に注目が集まる。今週発表された米1月雇用統計が市場予想を上回る強い結果となったことで3月米連邦公開市場委員会(FOMC)での政策金利据え置き見通しが強まったが、市場では年内2回(0.50%)の利下げ期待が継続している。1月CPIの市場予想は前月比+0.3%と前月から横ばい、前年比では+2.5%と前月の+2.7%から鈍化が見込まれている。変動の大きい食品、エネルギーを除くコアCPIは前月比+0.3%と前月の+0.2%から上昇が見込まれ、前年比では+2.5%と前月の+2.6%から鈍化が見込まれている。1月CPIが弱めの結果となれば、先行きの利下げ期待が相場の支援となることが期待される。
今晩の経済指標・イベントは1月消費者物価指数(CPI)、1月週平均実質所得など。企業決算は寄り前にモデルナが発表予定。(執筆:2月13日、14:00)
