今晩はしっかりした展開か。昨日はバリュエーションの高さが意識されたハイテク株の一角に利益確定売りが続いたことでナスダック総合が0.26%安と2日続落した一方、ダウ平均は326.86ドル高(+0.68%)と4日続伸し、前日に続いて終値の最高値を更新。終値で初めて48000ドルの大台を突破した。S&P500もS&P500も0.06%高と小幅ながら4日続伸した。引け後の動きでは、米下院で米政府閉鎖解除に向けたつなぎ予算が可決された。
今晩の取引では米下院で米政府閉鎖解除に向けたつなぎ予算が可決され、トランプ米大統領の署名で1月末までの予算が成立することになったことでしっかりした展開か。ただ、予定されていた10月消費者物価指数 (CPI)や新規失業保険申請件数などの重要指標は発表されない見通しで、材料不足となるが、寄り前に発表されるウォルト・ディズニーの決算発表や年内の利下げ見通しを巡りデイリー米サンフランシスコ連銀総裁などの米連邦準備理事会(FRB)高官の発言などに注目する展開となりそうだ。また、ダウ平均の史上最高値更新の原動力となっているバリュー株への資金流入が継続するか否かにも要注目となる。
今晩の米経済指標・イベントはEIA週間原油在庫、米30年債入札など。予定されていた消費者物価指数 (CPI)や新規失業保険申請件数は発表されない見通し。要人発言はデイリー米サンフランシスコ連銀総裁、カシュカリ米ミネアポリス連銀総裁、ムサレム米セントルイス連銀総裁、ハマック米クリーブランド連銀総裁など。企業決算は寄り前にウォルト・ディズニー、引け後にアプライド・マテリアルズが発表予定。(執筆:11月13日、14:00)
