今晩は堅調か。昨日は決算が嫌気されたメタ・プラットフォームズやマイクロソフトが大幅に下落したことでハイテク株に利益確定売りがつよまった。ダウ平均が109.88ドル安(-0.23%)と2日続落し、前日にほぼ横ばいで終了したS&P500も0.99%安。ハイテク株主体のナスダック総合は1.57%安と6営業日ぶりに大幅反落した。 引け後の動きでは、クラウド事業が好調で利益が予想を上回ったアマゾンが時間外で13%超上昇し、予想を上回る決算や強いiPhone販売見通しを発表したアップルも時間外で2%超上昇した。1対10の株式分割を発表したネットフリックスは時間外で3%超上昇した。
今晩は週末の取引となるほか、政府閉鎖のため米連邦準備理事会(FRB)がインフレ指標として注視する9月個人消費支出(PCE)価格指数の発表などが延期される見込みだが、昨日引け後に決算を発表したアマゾン・ドット・コムやアップルのほか、1対10の株式分割を発表したネットフリックスの大幅高が見込まれることや、昨日大きく下落したメタ・プラットフォームズ、マイクロソフトなどの反発も期待され、ハイテク株を中心に堅調な展開か。
今晩の米経済指標は10月シカゴ地区購買部協会景気指数、要人発言はローガン米ダラス連銀総裁、ハマック米クリーブランド連銀総裁、ボスティック米アトランタ連銀総裁など。予定されていた9月個人所得・個人消費支出・個人消費支出(PCE)価格指数、7-9月期雇用コスト指数は政府閉鎖の影響でいずれも発表延期となる見込み。企業決算は寄り前にエクソン・モービル、シェブロン、アッヴィなどが発表予定。(執筆:10月31日、14:00)
