今晩は金融政策に注目。昨日は主要3指数がそろって上昇。貿易摩擦懸念の後退や米連邦公開市場委員会(FOMC)での利下げ期待が続く中、エヌビディアなどの半導体・AI関連株が上昇し相場をけん引した。ダウ平均が161.78ドル高(+0.34%)、S&P500が0.23%高、ナスダック総合が0.80%高と主要3指数がそろって4営業日続伸し、3日連続で取引時間中と終値の史上最高値を更新した。
今晩は取引時間午後に結果が公表される米連邦公開市場委員会(FOMC)に注目が集まる。今会合では0.25%の利下げが確実視されているが、12月FOMCでの追加利下げ期待も高まっており、パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長記者会見での発言が注目される。決算発表では寄り前にキャタピラー、ボーイングなどが第3四半期決算を発表する。政府閉鎖により主要な経済指標の発表がない中、主力企業の決算実績やガイダンスが注目される。引け後にはマイクロソフト、アルファベット、メタが発表予定で、AIラリーの持続性を巡り、マグニフィセント・セブン銘柄の決算発表にも要注目となる。
今晩の米経済指標・イベントはFOMC結果公表、パウエルFRB議長記者会見のほか、MBA住宅ローン申請指数、9月中古住宅販売仮契約指数など。企業決算は寄り前にキャタピラー、ボーイング、CVSヘルス、ベライゾン・コミュニケーションズ、クラフト・ハインツ、引け後にマイクロソフト、アルファベット、メタ、スターバックス、チポトレ・メキシカン・グリル、KLAなどが発表予定。(執筆:10月29日、14:00)
