今晩は要人発言に注目。昨日は政府機関閉鎖や高値警戒感が重しとなりダウ平均が63.31ドル安(-0.14%)と7営業日ぶりに小幅に反落した一方、アドバンスト・マイクロ・デバイセズなどM&A銘柄の上昇にけん引されS&P500が0.36%高と7営業日続伸し、ナスダック総合も0.71%高と反発した。S&P500は4日連続で終値の最高値を更新し、ナスダック総合は再び取引時間中と終値の史上最高値を更新した。
今晩は利下げを巡り金融当局者の発言に注目。政府機関の一部閉鎖により先週末の米9月雇用統計などの重要指標の発表が延期になっている中、主要3指数が最高値圏での推移を続けており、AI関連株を中心に高値警戒感も意識され始めた。年内あと2回の利下げ見通しが支援となっているものの、今晩はボウマン米連邦準備理事会(FRB)副議長や、ミランFRB理事、ボスティック米アトランタ連銀総裁、カシュカリ米ミネアポリス連銀総裁などの講演が予定されており、利下げを巡るFRB高官の発言に注目する展開となりそうだ。
今晩の米経済指標・イベントは8月消費者信用残高など。企業決算は寄り前にマコーミックが発表予定。(執筆:10月7日、14:00)
