今晩は底堅い展開か。昨日は前日に大きく上昇したエヌビディアが反落したことや、パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長が株価の割高を指摘したことで利益確定売りが優勢となった。政府機関閉鎖の可能性が意識されたことや、金曜日に米連邦準備理事会(FRB)がインフレ指標として注視する8月個人消費支出(PCE)価格指数の発表を控えていることも様子見につながった。ダウ平均とS&P500は朝方に取引時間中の史上最高値を更新したものの、ダウ平均が88.76ドル安(-0.19%)と5日ぶりに反落し、S&P500も0.55%安と4日ぶりに反落して終了した。ハイテク株主体のナスダック総合は終日マイナス圏で推移し、0.95%安と4日ぶりに反落した。引け後の動きでは6-8月期決算が予想を上回ったマイクロン・テクノロジーが時間外で一時、3%超上昇し、大型データセンターの建設計画を発表したオラクルも時間外で一時4%超上昇した。
今晩は底堅い展開か。主要3指数が最高値圏にあることや、パウエルFRB議長が株価の割高を指摘したこと、政府機関閉鎖の可能性などが引き続き相場の重しとなることが予想される一方、前日引け後にマイクロン・テクノロジーが予想を上回る好決算を発表したことなどでAI関連株の堅調が期待される。高値警戒感で上値は重いものの、AIラリーの継続期待を支えに下値も堅い展開となりそうだ。 今晩の米経済指標・イベントは8月新築住宅販売件数、8月建設許可件数改定値、MBA住宅ローン申請指数、EIA週間原油在庫など。企業決算は寄り前にシンタスが発表予定。(執筆:9月24日、14:00)
