今晩は底堅い展開か。昨日は前日の米連邦公開市場委員会(FOMC)で0.25%の利下げが決定され、年内あと2回の利下げ予想が示されたことで金利低下による景気回復を期待する買いが強まった。エヌビディアがインテルに50億ドルを投資してデータセンターやPC向け半導体を共同で開発すると発表し、インテルが22.77%高、エヌビディアが3.49%高となったことも相場を押し上げた。ダウ平均は124.1ドル高(+0.27%)と2日続伸し、S&P500とナスダック総合もそれぞれ0.48%高、0.94%高とともに3日ぶりに反発。主要3指数はそろって取引時間中と終値の史上最高値を更新した。景気敏感株が多い小型株指数のラッセル2000は2.51%高となり、約10カ月ぶりに取引時間中の史上最高値を更新。終値では2021年11月以来の最高値更新となった。引け後の動きでは予想を上回る決算を発表したフェデックスが時間外で5%超上昇した。
今晩は底堅い展開か。FOMCの結果を受けて年内の利下げ継続見通しが引き続き支援となることが期待されるほか、半導体株やAI関連株の上昇モメンタムが強まったこと、昨日の引け後に予想を上回る決算を発表したフェデックスの大幅高が見込まれることも追い風となりそうだ。ただ、主要3指数とラッセル2000が史上最高値を更新したことで高値警戒感が意識され、週末を控えた持ち高調整売りが上値の重しとなりそうだ。
今晩は主要な米経済指標や企業決算の発表はなし。(執筆:9月19日、14:00)
