今晩は底堅い展開か。昨日は9月中旬の米連邦公開市場委員会(FOMC)での利下げ見通しや米10年債利回りの低下が追い風となる中、ブロードコムなどの半導体株が上昇し、ハイテク株を中心に上昇した。ダウ平均が114.09ドル高(+0.25%)、S&P500が0.21%高、ナスダック総合が0.45%高と、主要3指数がそろって反発。ナスダック総合は先週末に続いて取引時間中の史上最高値を更新し、終値でも8月13日以来、17営業日ぶりに最高値を更新した。
今晩の取引では水曜日の米8月生産者物価指数(PPI)、木曜日の米8月消費者物価指数(CPI)の発表を控えた様子見姿勢が予想されるものの、9月FOMCでの利下げ期待を背景に引き続き底堅い展開か。経済指標では8月NFIB中小企業楽観度指数が発表されるほか、労働省が雇用者数ベンチマーク速報値を発表する。3月までの1年間の雇用者数が大幅下方修正となれば利下げ期待が一段と高まることになり、年次改定に要注目となる。
今晩の米経済指標・イベントは8月NFIB中小企業楽観度指数、雇用統計年次改定など。企業決算は引け後にオラクル、シノプシスが発表予定。このほか、アップルが特別イベントを開催し、「iPhone17」などが発表される予定。(執筆:9月5日、14:00)