NY見通し-利下げ見通しを巡り、8月雇用統計に注目

NY見通し-利下げ見通しを巡り、8月雇用統計に注目

 今晩は8月雇用統計に注目。昨日は労働市場の悪化で利下げ期待が強まった一方、サービス業の景況感が改善し、景気減速懸念が和らいだ。米10年債利回りが低下したことやアマゾン・ドット・コムが大幅高となったことも追い風となり主要3指数がそろって上昇した。ダウ平均は350.06ドル高(+0.77%)と4日ぶりに反発し、S&P500とナスダック総合はそれぞれ0.83%高、0.98%高と2日続伸。S&P500は8月28日以来、4営業日ぶりに終値の最高値を更新した。

 

 今晩の取引では9月16-17日に開催される米連邦公開市場委員会(FOMC)での利下げ見通しを巡り、労働省が発表する8月雇用統計に注目が集まる。今週発表された7月JOLTS求人件数や8月ADP民間部門雇用者数、新規失業保険申請件数が軒並み予想より悪化したことで、市場では9月FOMCでの利下げ期待が高まった。今晩の8月雇用統計でも労働市場の悪化を示す結果となれば、利下げ期待の高まりが引き続き相場の支援となることが期待される。ただ、極端に弱い結果となれば、景気悪化懸念が強まることにも要警戒となる。8月雇用統計の市場予想は非農業部門雇用者数(NFP)が7.5万人増(前回:7.3万人増)、失業率が4.3%(同:4.2%)、平均賃金が前月比+0.3%(同:0.3%)、前年比+3.7%(同:3.9%)。

 

 今晩の米経済指標・イベントは8月雇用統計。主要な企業の決算発表はなし。(執筆:9月5日、14:00)

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