NY見通し-6月雇用統計などの米経済指標に注目

NY見通し-6月雇用統計などの米経済指標に注目

 今晩は6月雇用統計などの米経済指標に注目。昨日はダウ平均が10.52ドル安(-0.02%)とわずかながら5営業日ぶりの反落となった一方、S&P500が0.47%高、ナスダック総合が0.94%高とともに反発した。S&P500は取引時間中と終値の史上最高値を更新し、ナスダック総合も終値の最高値を更新した。6月ADP民間部門雇用者数が予想に反して減少し、景気減速懸念を強めた一方、それにより早期利下げ期待が高まったことや、トランプ米大統領がベトナムと20%の輸入関税で合意したと発表したことが好感された。

 

 今晩は翌金曜日が独立記念日の祝日のため休場で、今晩の取引も午後1時までの短縮取引となるが、6月雇用統計(非農業部門雇用者数・失業率・平均賃金など)、新規失業保険申請件数、6月ISM非製造業PMIなど注目度の高い経済指標が一度に発表され、指標結果を受けた利下げ見通しや景況感が焦点となりそうだ。昨日の6月ADP民間部門雇用者数が予想に反して減少したことで今晩の雇用統計の下振れが警戒される。非農業部門雇用者数(NFP)の市場予想は11.0万人増と5月の13.9万人増から減少が見込まれているが、予想以上の大幅減となれば、景気後退(リセッション)懸念が強まることが警戒される。雇用を巡っては同時刻に発表される新規失業保険申請件数も注目されるほか、景景況感を巡っては6月ISM非製造業PMIにも要注目となる。

 

 今晩の米経済指標・イベントは6月雇用統計、新規失業保険申請件数、6月ISM非製造業PMIのほか、5月貿易収支、6月S&Pグローバル総合・サービス業PMI確定値、5月耐久財受注改定値、5月製造業新規受注など。主要な企業の決算発表はなし。(執筆:7月3日、14:00)

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