今晩は決算発表や金利動向に注目。昨日はナスダック総合が0.18%高と5日続伸したものの、ダウ平均が6.71ドル安(-0.02%)、S&P500が0.05%安と小幅ながら2日続落した。米大統領選を2週間後に控える中、米10年債利回りが一時4.22%と3カ月ぶりの高水準となったことが重しとなったほか、決算発表も強弱まちまちだった。引け後の動きでは食中毒により1人が死亡、10人が入院したと米疾病対策センター(CDC)が発表したマクドナルドが時間外で6%近く下落した。
今晩の取引では決算発表や米10年債利回りをにらんだ展開か。決算発表はボーイング、エーティー・アンド・ティーなどS&P500採用の35銘柄が発表予定で、決算やガイダンスに注目が集まる。9月米連邦公開市場委員会(FOMC)で0.50%の大幅利下げが実施されたものの、米国経済のソフトランディング見通しや大統領選後の財政悪化懸念などで米10年債利回りは7月下旬以来の4.2%台まで上昇した。今晩は中古住宅販売件数などの発表もあり、経済指標を受けた米10年債利回りの動向にも要注目となる。
今晩の経済指標・イベントはMBA住宅ローン申請指数、9月中古住宅販売件数、EIA週間原油在庫、米20年債入札、米地区連銀経済報告(ベージュブック)など。企業決算は寄り前にボーイング、エーティー・アンド・ティー、コカ・コーラ、引け後にインターナショナル・ビジネス・マシーンズ(IBM)、テスラなどが発表予定。(執筆:10月23日、14:00)
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