今晩は決算発表に注目。昨日はエヌビディアが大幅高となりナスダック総合が0.27%高と4営業日続伸した一方、先週末に史上最高値を更新したダウ平均とS&P500が下落。ダウ平均はダウ平均は344.31ドル安(-0.80%)と4営業日ぶりに反落し、S&P500も0.18%安と反落した。米大統領選を控えて米10年債利回りが上昇したことや、発表が一段と本格化する第3四半期決算を控えた様子見姿勢の強まりも重しとなった。
今晩の取引では決算発表が焦点か。10月中旬からスタートした第3四半期決算発表は、これまでにS&P500採用銘柄の14%が発表を終え、そのうち70%以上の銘柄で調整後一株当たり利益が市場予想を上回った。今晩もベライゾン・コミュニケーションズ、フリーポート・マクモラン、フィリップ・モリス・インターナショナル、ゼネラル・エレクトリック、ゼネラルモーターズ(GM)、スリーエム(3M)などS&P500採用の30銘柄が発表予定で、決算やガイダンスが注目される。また、先週発表された経済指標がおおむね強い結果となり、米連邦準備制度理事会(FRB)による大幅利下げ期待が後退しており、昨日の米10年債利回りは7月下旬以来となる4.20%付近まで上昇した。経済指標や要人発言を受けた米国債利回りの動向にも注意が必要か。
今晩の経済指標・イベントは10月リッチモンド連銀製造業総合・サービス業売上高指数、ハーカー米フィラデルフィア連銀総裁発言など。企業決算は寄り前にベライゾン・コミュニケーションズ、フリーポート・マクモラン、フィリップ・モリス・インターナショナル、ゼネラル・エレクトリック、ゼネラルモーターズ、スリーエム、引け後にエンフェーズ・エナジー、テキサス・インスツルメンツ、ベーカー・ヒューズなどが発表予定。(執筆:10月22日、14:00)
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