今晩は決算発表に注目。昨日は米国経済のソフトランディング期待が続く中、今週から発表が本格化する第3四半期決算への期待が高まり主要3指数がそろって2日続伸。ダウ平均とS&P500がともに取引時間中と終値の最高値を更新した。エヌビディアが2.43%高となり、約4カ月ぶりに終値の最高値を更新。ナスダック総合は2日続伸し、7月に付けた史上最高値まで1%未満に迫った。センチメントは改善し、投資家の不安心理を示すVIX指数は先週末の20.46ポイントから19.70ポイントに低下した。
今晩の取引では寄り前に発表されるバンク・オブ・アメリカ、シティグループ、ゴールドマン・サックス・グループなどの大手金融機関の決算発表に注目が集まる。先週末のJPモルガン・チェース、ウェルズ・ファーゴが好決算を発表したことで第3四半期決算への期待が高まっており、バンク・オブ・アメリカなどの決算も予想を上回る結果となれば、センチメントが一段と改善しそうだ。
今晩の経済指標・イベントは10月NY連銀製造業業況指数のほか、クーグラー米連邦準備理事会(FRB)理事やデイリー米サンフランシスコ連銀総裁の講演など。企業決算は寄り前にバンク・オブ・アメリカ、シティグループ、ゴールドマン・サックス・グループ、ユナイテッドヘルス・グループ、ウォルグリーン・ブーツ・アライアンス、引け後にユナイテッド・エアラインズ、JBハント・トランスポートなどが発表予定。(執筆:10月15日、14:00)
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