今晩は上値の重い展開か。昨日は18日の米連邦公開市場委員会(FOMC)で0.50%の大幅利下げが決定されたことを好感する流れが再び強まったほか、新規失業保険申請件数などの経済指標が強い結果となりソフトランディング期待が高まったこともセンチメントの改善につながり主要3指数がそろって大幅高となった。ダウ平均は4日連続で取引時間中の史上最高値を更新し、終値で初めて42,000ドルを上回り、S&P500も3日連続で史上最高値を更新し、終値では初めて5,700ポイント台で終了した。週初来ではダウ平均が1.53%高、S&P500が1.56%高、ナスダック総合が1.87%高となり、3指数がそろって2週続伸ペースとなった。引け後の動きでは見通しを引き下げたフェデックスが時間外で11%超急落。一方、最高経営責任者(CEO)の交代を発表したナイキは時間外で7%超の上昇となった。
今晩は米連邦準備理事会(FRB)による大幅利下げやソフトランディング期待が引き続き追い風となることが期待されるが、見通しを引き下げたフェデックスの大幅安が見込まれることや、ダウ平均とS&P500が連日で史上最高値を更新したことで高値警戒感が強まること、週末の取引で持ち高調整の動きが予想されることなどで上値の重い展開か。株価指数先物・オプション、個別株オプションの満期日が重なるクワドルプル・ウィッチングによる株価変動にも注意が必要か。
今晩は主要な経済指標や企業決算の発表はなし。(執筆:9月20日、14:00)
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