今晩はもみ合いか。昨日は米連邦準備制度理事会(FRB)の利下げによる景気の下支えが期待される中、先週主要3指数が大きく下落したことで押し目買いが強まった。先週1,200ドル超下落したダウ平均が484.18ドル高(+1.20%)と反発し、S&P500とナスダック総合もともに1.16%高となった。引け後の動きではオラクルが時間外で約9%上昇。6-8月期の売上高と利益が予想を上回ったほか、クラウド事業でのアマゾン・ドット・コムのAWSとの提携も好感された。
今晩はもみ合いか。今週は、水曜日に8月消費者物価指数(CPI)、木曜日に8月生産者物価指数(PPI)が発表され、9月17-18日開催の米連邦公開市場委員会(FOMC)での利下げ幅を巡り、足もとの物価動向に注目が集まる。9月FOMCでは利下げが確実視されているが、CMEのフェド・ウォッチ・ツールでは約30%の確率で通常の2倍の幅の0.50%の利下げも予想されている。利下げ幅の見通しを巡り、CPI、PPIの発表待ちの展開となりそうだ。
今晩の米経済指標・イベントは8月NFIB中小企業楽観度指数のほか、バーFRB副議長、ボウマンFRB理事の講演など。主要な企業の決算発表はなし。(執筆:9月10日、14:00)
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