今晩は反発か。昨日はアジア時間で日経平均が1987年のブラックマンデー以来の急落となるなど世界的にリスク回避が強まったことで、米国株も大幅続落した。日銀の利上げを受けて円キャリートレードが巻き戻されたこともリスク資産の下落につながった。ダウ平均が1,033.99ドル安(-2.60%)、S&P500が3.00%安、ナスダック総合が3.43%安とそろって大幅に3日続落し、ダウ平均とS&P500は2022年9月以来の下落率を記録した。投資家の不安心理を示すVIX指数はコロナパンデミック時以来となる65ポイント台まで上昇し、2020年10月以来の高水準となる38.57ポイントで終了した。
今晩はいったん反発か。アジア時間では前日に大きく下落した日経平均が大幅反発しており、過度な警戒感が和らぐことが期待される。昨日発表された7月ISM非製造業PMIが前月分の48.8から51.4に改善し、好不況の分かれ目の50を上回ったことも過度な景気後退(リセッション)懸念の後退につながりそうだ。時間外の米株価先物指数も上昇しており、昨日大きく下落したハイテク株を中心に反発が期待できそうだ。
今晩の米経済指標・イベントは6月貿易収支など。企業決算は寄り前にキャタピラー、ウーバー・テクノロジーズ、引け後にウィン・リゾーツ、エアビーアンドビー、スーパー・マイクロ・コンピューター、アムジェンなどが発表予定。(執筆:8月6日、14:00)
【マーケット情報】
・日米株 注目銘柄のポイント(8月6日)
・アップル<AAPL>(8月5日)
・エヌビディア<NVDA>(8月5日)
・eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)(8月5日)
・日経平均(8月6日)
・川崎汽船<9107>(8月6日)
・HOYA<7741>(8月6日)