今晩はインフレデータに注目。昨日は5月個人消費支出(PCE)価格指数の発表を翌日に控え、売買は低調だったものの、主要3指数がそろって上昇した。ダウ平均はボーイングやアマゾンの上昇が支援となり36.26ドル高(+0.09%)と小幅に2日続伸し、S&P500とナスダック総合もそれぞれ0.09%高、0.30%高となり、ともに3日続伸した。週初来ではダウ平均が0.04%高とわずかながら2週続伸ペースとなり、S&P500が0.33%高、ナスダック総合が0.96%高とともに4週続伸ペースとなった。月初来ではダウ平均が1.23%高、S&P500が3.89%高、ナスダック総合が6.71%高となり、年初来ではダウ平均が3.91%高、S&P500が14.95%高、ナスダック総合が18.97%高となった。
今晩の取引は週末、月末、四半期末の取引となるが、利下げ見通し巡り寄り前に発表される5月個人消費支出(PCE)価格指数に注目が集まる。米連邦準備理事会(FRB)がインフレ指標として注目する5月個人消費支出(PCE)価格指数は、変動の大きい食品、エネルギーを除くコア指数が前月比+0.1%、前年比+2.6%とそれぞれ前月分の+0.2%、+2.8%から伸びの鈍化が見込まれている。コアPCE価格指数が予想通りに鈍化すれば利下げ見通しが強まり相場の支援となることが期待されるが、インフレ長期化を示す結果となれば利下げ期待の後退が相場の重しとなりそうだ。
今晩の米経済指標・イベントは、5月個人所得、同個人消費支出、同個人消費支出(PCE)価格指数値、6月シカゴ地区購買部協会景気指数、6月ミシガン大消費者信頼感指数確報値、同1年先・5年先期待インフレ率確報値など。このほか、ボウマンFRB理事、バーキン米リッチモンド連銀総裁、デイリー米サンフランシスコ連銀総裁の講演も予定されている。主要な企業の決算発表はなし。(執筆:6月28日、14:00)
NY見通し-利下げ見通しを巡り5月個人消費支出 (PCE) 価格指数に注目
公開日:2024.6.28
関連記事一覧
金融商品取引法に基づく表示事項
●本資料をお客様にご提供する金融商品取引業者名等
商号等:PayPay証券株式会社 https://www.paypay-sec.co.jp
金融商品取引業者 関東財務局長(金商)第 2883号
加入協会:日本証券業協会
指定紛争解決機関:特定非営利活動法人 証券・金融商品あっせん相談センター
●リスク・手数料相当額等について
証券取引は、株価(価格)の変動等、為替相場の変動等、または発行者等の信用状況の悪化や、その国の政治的・経済的・社会的な環境の変化のために元本損失が生じることがあります。
お取引にあたっては、「契約締結前交付書面」等を必ずご覧いただき、
「リスク・手数料相当額等(https://www.paypay-sec.co.jp/service/cost/cost.html)」について内容を十分ご理解のうえ、ご自身の判断と責任によりお取引ください。
免責事項等
●本資料は、投資判断の参考となる情報の提供を目的とし、投資勧誘を目的としたものではありません。投資の最終決定はお客様ご自身の判断で行ってください。
●本資料は、信頼できると考えられる情報源に基づいて作成されたものですが、基にした情報や見解の正確性、完全性、適時性などを保証するものではありません。本資料に記載された内容は、資料作成日におけるものであり、予告なく変更する場合があります。
●本資料に基づき行った投資の結果、何らかの損害が発生した場合でも、理由の如何を問わず、PayPay証券株式会社は一切の責任を負いません。
●電子的または機械的な方法、目的の如何を問わず、無断で本資料の一部または全部の複製、転載、転送等は行わないでください。