NY見通し-堅調か 決算発表はボーイング、AT&T、メタ、IBMなど
今晩は堅調か。昨日はGEエアロスペースなどの好決算銘柄が軒並み上昇したことや、経済指標の悪化を受けて米10年債利回りが低下したことが支援となり、主要3指数はそろって上昇した。ダウ平均は263.71ドル高(+0.69%)と4営業日続伸し、S&P500とナスダック総合もそれぞれ1.20%高、1.59%高となり、ともに大幅続伸となった。
引け後の動きでは、低価格EV(電気自動車)の2025年までの生産開始を発表したテスラが時間外で13%超上昇し、好決算を発表したテキサス・インスツルメンツとビザもそれぞれ時間外で7.69%高、2.20%高となった。
今晩は決算発表銘柄の上昇を追い風に堅調か。テスラやテキサス・インスツルメンツ、ビザなどの上昇が見込まれるほか、投資家の不安心理を示すVIX指数が4月11日以来となる15.69ポイントまで低下しており、センチメントの改善も追い風となりそうだ。第1四半期決算発表は昨日まででS&P500採用の93銘柄が発表を終え、そのうち84%の78銘柄で調整後1株あたり利益が市場予想を上回った。今晩もS&P500の約40銘柄が発表の予定で、寄り前に発表されるボーイング、AT&T、バイオジェンなどの決算やガイダンスが注目される。
今晩の米経済指標・イベントはMBA住宅ローン申請指数、3月耐久財受注など。企業決算は寄り前にボーイング、AT&T、ヒューマナ、バイオジェン、ハズブロ、引け後にメタ・プラットフォームズ、フォード・モーター、IBM、ラム・リサーチなどが発表を予定。(執筆:4月24日、14:00)