NY見通し-軟調か 1-3月期GDPなどの経済指標に注目
今晩は軟調か。昨日の主要3指数はそろって小動きとなった。テスラやハズブロ、テキサス・インスツルメンツ、バイオジェンなどの決算発表銘柄が大幅高となったものの、米10年債利回りの上昇が重しとなった。ダウ平均は42.77ドル安(-0.11%)と5営業日ぶりに小幅反落した一方、S&P500は0.02%高とわずかながら上昇し、ハイテク株主体のナスダック総合も0.10%高と小幅に3日続伸した。
引け後の動きでは、メタ・プラットフォームズが時間外で15%超の急落。決算が予想を上回ったものの、メタバース事業の赤字が続いたことや、人工知能(AI)、メタバースへの投資拡大、さらに第2四半期の売上高見通しが予想を下回ったことが嫌気された。
今晩の取引では昨日の時間外で急落したメタ・プラットフォームズの大幅安が予想され、ハイテク株を中心に軟調な展開か。経済指標では寄り前に1-3月期国内総生産(GDP)速報値が発表の予定で強い結果となれば、米10年債利回りの上昇や利下げ期待の後退が株式市場の重しになると懸念される。
今晩の米経済指標・イベントは1-3月期GDP速報値のほか、同個人消費支出(PCE)価格速報値、新規失業保険申請件数、3月中古住宅販売仮契約指数など。企業決算は寄り前にキャタピラー、ユニオン・パシフィック、アメリカン航空、メルク、ハネウェル、サウスウェスト航空、引け後にマイクロソフト、アルファベット、インテル、ウエスタン・デジタルなどが発表を予定。(執筆:4月25日、14:00)