日経平均
💡株価が動いたポイント
✅2026/06/08(月)終値64,024.6円-2,563.52円
✅始値65,947.56円、高値66,115.18円、安値63,406.66円
✅年初来高値68,786.49円、年初来安値50,558.91円
✅5月の米雇用統計を受けた利上げ観測の高まりや中東情勢の緊迫化により、前日比-3.85%の大幅続落となり、下げ幅は今年2番目の大きさとなりました
◎5日に発表された5月の米雇用統計で非農業部門の雇用者数が前月比17万2,000人増と市場予想の8万人増を大幅に上回り、米労働市場の底堅さが示されました
◎これを受けて利上げ観測が高まり、米10年債利回りが一時4.55%と5月下旬以来の高水準まで上昇したため、株式市場では相対的な割高感が意識されたようです
◎主要な半導体関連銘柄で構成するフィラデルフィア半導体株指数(SOX)が10.25%安と急落した流れを引き継ぎ、週明けの東京市場でも売りが先行し、下げ幅は一時3,100円超安となりました
◎また、7日にイランがイスラエルへミサイル攻撃を実施したと伝わり、中東情勢の先行き不透明感が強まったことも投資家心理を冷やす要因となったようです
◎これらの逆風から海外投機筋による株価指数先物への断続的な売りも膨らみ、村田製作所<6981>-10.14%、TDK<6762>-9.63%、イビデン<4062>-9.06%、キオクシアホールディングス<285A>-8.01%、東京エレクトロン<8035>-7.45%、ソフトバンクグループ<9984>-6.05%、アドバンテスト<6857>-5.71%など、AI/半導体関連株が軒並み急落しました
◎また、米新興のアンソロピックがブログで「AIの開発を減速・一時停止する選択肢を持つことが好ましい」と言及したことや、ブロードコム<AVGO>の決算発表後の続落も、これまで急ピッチで上昇していたAI関連銘柄の利益確定売りに繋がったようです
◎今後の見通しについて市場では、「急ピッチな上昇に対する一時的なスピード調整の範囲内であり、主要企業の堅調な業績を背景にいずれ底打ちする」との強気な見方がある一方、「株安に伴う海外勢の持ち高解消による円高の進行や、さらなる下落への警戒が必要」との慎重な意見もあるようです
◎また、今後はAI/半導体関連だけでなく割安株や業績好調な内需株、ディフェンシブ株にも物色の裾野が広がるとの見方もあるようです
◎この日はこれまでの株高局面で出遅れていた東宝<9602>+6.79%、東京海上ホールディングス<8766>+3.37%、協和キリン<4151>+3.21%、セブン&アイ・ホールディングス<3382>+2.79%、KDDI<9433>+2.73%、任天堂<7974>+1.54%、良品計画<7453>+1.36%などには買いが入っており、市場では全面的なリスクオフではないとの冷静な見方も出ているようです
◎日経平均採用銘柄の内、163銘柄が下落、61銘柄が上昇、1銘柄が変わらずとなりました
