【株価が動いた理由】ソフトバンクグループ、ファナック、アドバンテスト、ニデック、レゾナック、トヨタ、三菱UFJ、ニトリ、富士電機(12/22)
目次

ソフトバンクグループ<9984>

ファナック<6954>

アドバンテスト<6857>

ニデック<6594>

レゾナック・ホールディングス<4004>

トヨタ自動車<7203>

三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>

ニトリホールディングス<9843>

富士電機<6504>

【株価が動いた理由】ソフトバンクグループ、ファナック、アドバンテスト、ニデック、レゾナック、トヨタ、三菱UFJ、ニトリ、富士電機(12/22)

ソフトバンクグループ<9984>

◎10:41執筆。米ハイテク株高の流れや、国策によるAI(人工知能)開発支援報道が好感され、一時前日比+8.55%高と急伸しました

◎先週末の米国市場でマイクロン・テクノロジー<MU>+6.98%、オラクル<ORCL>+6.63%、エヌビディア<NVDA>+3.93%などのハイテク株が上昇した流れを受け連騰しました

◎また、経済産業省が、ロボットなどを制御する「フィジカルAI」の国産開発に向け、5年間で1兆円規模を支援する計画が報じられたことも好感されたようです

◎報道によると、ソフトバンクを中心とした日本企業十数社が来春にも新会社を設立する構想があり、2026年度予算案で3,000億円程度が計上される見通しとのことです


ファナック<6954>

◎10:31執筆。経済産業省が「フィジカルAI(人工知能)」開発に1兆円規模の支援を行うと報じられ、一時前日比+5.99%高となりました

◎経産省は、ロボットなどを制御するAI基盤モデルの構築に向け、ソフトバンクなどが設立する新会社を支援する方針のようです

◎日本は産業用ロボットで世界シェアの約7割を占める強みを持っており、今回の国策支援が同社の競争力強化につながるとの期待感が高まったようです

◎これを受け、安川電機<6506>も上昇しました


アドバンテスト<6857>

◎10:38執筆。米ハイテク株高の流れを受け、一時前日比+4.01%高となりました

◎エヌビディアのAI半導体の対中輸出に向けた審査が始まったと報じられ、承認されればエヌビディアの収益拡大につながるとの期待から、フィラデルフィア半導体株指数(SOX)が+2.97%高となり、東京市場でも半導体関連株に買いが広がりました

◎また、マイクロン・テクノロジーが好決算を背景に+6.98%高となったことも追い風となったようです

◎これを受け、東京エレクトロン<8035>、レーザーテック<6920>、イビデン<4062>、ディスコ<6146>、SCREENホールディングス<7735>、KOKUSAI ELECTRIC<6525>、日本マイクロニクス<6871>、キオクシアホールディングス<285A>なども上昇しました


ニデック<6594>

◎09:46執筆。創業者の永守重信氏が取締役を辞任すると発表したことで、内部管理体制改善への期待感が高まり、一時前日比+7.25%高となりました

◎不適切会計の疑いで内部管理体制の問題が指摘されていましたが、永守氏が経営の一線から退くことで、一定のけじめがついたと受け止められたようです

◎一方、日本取引所グループ<8697>から「特別注意銘柄」に指定されており、新体制の機能性を見極める必要があるとの見方もあるようです


レゾナック・ホールディングス<4004>

◎10:37執筆。あるアナリストが、投資評価「買い」を維持し、目標株価を6,500円から8,000円へ引き上げたことが好感され、一時前日比+8%高となりました

◎同社は、NCF(非導電性フィルム)や銅張積層板など、AI関連の半導体後工程材料で高い競争力を有しており、売上成長の見通しがさらに高まったと評価したようです

◎また、不採算事業の構造改革効果なども織り込み、2025年12月期今期以降の業績予想を増額したようです


トヨタ自動車<7203>

◎10:29執筆。1ドル=157円台後半まで円安ドル高が進行し、輸出採算の改善期待から、一時前日比+2.07%高となりました

◎2026年3月期今期想定為替レートの1ドル=146円より円安水準にあり、HV(ハイブリッド車)の販売好調も背景に、業績の上方修正期待が高まったようです

◎また、系列販売店向けにEV(電気自動車)用急速充電器の設置費用を補助する仕組みを開始したと報じられたことも、長期的な視点で好感されたようです


三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>

◎09:38執筆。日銀の利上げ路線継続による利ざや(貸出金利と預金金利の差)改善が意識され、一時前日比+2.71%高と続伸しました

◎日銀の植田和男総裁が現在の金利水準について、景気を熱しも冷ましもしない中立金利にはまだ距離があるとの認識を示しました

◎また、国内債券市場で長期金利が1999年2月以来の高水準を付けたことも、銀行株全体の追い風となったようです

◎これにより、三井住友フィナンシャルグループ<8316>、みずほフィナンシャルグループ<8411>やなども上昇しました


ニトリホールディングス<9843>

◎10:44執筆。1ドル=157円台後半まで円安ドル高が進行し、輸入コストの増加懸念から、一時前日比-5.98%安となりました

◎日銀の金融政策決定会合で、植田和男総裁の利上げに対する姿勢が和らいだと受け止められ、円安ドル高が進行したようです

◎これにより円高メリット銘柄売られ、神戸物産<3038>、パン・パシフィック・インターナショナルホールディングス<7532>、東洋水産<2875>、ニッスイ<1332>なども下落しました


富士電機<6504>

◎10:26執筆。「AI(人工知能)関連株に変貌しつつある」との報道で、データセンター向け電源装置などの成長期待から、一時前日比+4.31%高となりました

◎2026年3月期今期のエネルギー事業の営業利益は前期比約4割増の525億円と全事業で最大になる見通しで、AI普及に伴う電力安定供給ニーズを捉え、無停電電源装置(UPS)などの受注が拡大しているようです

◎1人当たり純利益やROIC(投下資本利益率)で独シーメンス・エナジーを上回るなど、社員の稼ぐ力や資本効率が大幅に改善しており、時価総額は5年間で4倍以上に拡大したと報じられています

◎一方で、前期まで5期連続増配したものの、配当性向が上場企業の平均より低く、自社株買いも長期間行っていないとして、株主還元への取り組みが期待されているようです

 

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