アドバンテスト<6857>
◎10:30執筆。米ハイテク株高を受けて買いが先行し、一時前日比+2.23%高となりましたが、その後は利益確定売りに押され一時前日比-5.12%安に転じました
◎ナスダック総合指数+0.65%やフィラデルフィア半導体株指数(SOX)+1.82%が上昇した流れを引き継ぎ、朝方は買いが先行しました
◎しかし、日本株の過熱感が意識されたほか、関連性の強いエヌビディア<NVDA>-1.8%が下落したことも重荷となったようです
◎エヌビディアについては、アルファベット<GOOGL>+0.07%のAI(人工知能)半導体「TPU(Tensor Processing Unit)」の台頭が懸念されていますが、市場ではAI需要によるアドバンテストの検査装置(テスタ)販売拡大に対する期待も根強いようです
フジクラ<5803>
◎10:30執筆。引き続きAI関連の過熱感が意識され、一時前日比-8.99%安となりました
◎米国市場でエヌビディアが下落するなどAI関連株への懸念が続き、データセンター向けの電力需要拡大期待で買われていた同社にも売りが波及したようです
◎また、日銀総裁の会見を控えて持ち高調整の売りが出やすかったようで、これによりソフトバンクグループ<9984>、キオクシアホールディングス<285A>なども売られました
東京電力ホールディングス<9501>
◎10:50執筆。柏崎刈羽原発6~7号機の再稼働を巡り、自民党新潟県連が赤沢経産相に安全対策の徹底などを要望したと報じられ、先行き不透明感から一時前日比-6.73%安となりました
◎再稼働容認の意向を示した新潟県知事が国に確認するとしていた、避難路の整備や風評被害対策など7項目の要望が含まれており、再稼働に向けたハードルが意識されたようです
◎また、原発再稼働が進んだ場合でも、使用済み核燃料の貯蔵プールが数年で満杯になるとの報道もあり、「核のごみ」問題が改めて懸念材料として浮上したようです
◎同様に、北海道電力<9509>なども売られました
ソニーフィナンシャルグループ<8729>
◎10:40執筆。同社が海外での企業買収を検討するとの報道で、今後の成長期待から、一時前日比+3.17%高となり4日続伸しています
◎金利上昇により国内事業の収益力が回復しており、高まった投資余力を成長が見込める海外市場の開拓に振り向ける方針のようです
◎同社社長が2027年度以降にM&A(合併・買収)を含む海外展開を本格的に検討する考えを示していることも、投資家に好感されたようです
三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>
◎10:32執筆。12月利上げ観測が強まり、銀行株が買われ、一時前日比+2.64%高となり上場来高値を更新しました
◎この日は、名古屋で開催される経済界代表者との懇談会において、植田和男日銀総裁が挨拶を行う予定です
◎市場では、利上げに向けた地ならしとなる発言が出るとの期待感が高まっているようです
◎この流れを受け、三井住友フィナンシャルグループ<8316>、みずほフィナンシャルグループ<8411>なども上昇しました
セコム<9735>
◎10:10執筆。あるアナリストが投資判断を「中立」から「買い」へ、目標株価を5,600円から6,300円に引き上げたことから、一時前日比+3.54%高となりました
◎アナリストによる評価引き上げを受け、業績拡大や株価の上昇余地が意識され、投資家の買いを誘ったようです
◎また、日経平均がハイテク株安などから一時前日比900円安となる中、内需の出遅れ株として資金が向かった面もあるようです
野村ホールディングス<8604>
◎10:32執筆。オープンAIとの戦略的提携を発表し、一時前日比+0.76%高となり年初来高値を更新しましたが、全体相場の下落を受けて一時前日比-1.35%安となりました
◎オープンAIとの提携では、同社の持つデータとAI機能を融合させ、投資助言や市場分析の高度化を目指すとし、顧客満足度の向上による業績貢献が期待されたようです
◎また11月29日に、富裕層向けの投資一任サービスにおいて、国内で初めて非上場企業の株式などのプライベートアセットを組み込むと報じられたことも、好感されたようです
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