【株価が動いた理由】アドバンテスト、住友金属鉱山、TOPPANホールディングス、名村造船所、日本郵船、鹿島、三井不動産(11/27)
目次

アドバンテスト<6857>

住友金属鉱山<5713>

TOPPANホールディングス<7911>

名村造船所<7014>

日本郵船<9101>

鹿島建設<1812>

三井不動産<8801>

【株価が動いた理由】アドバンテスト、住友金属鉱山、TOPPANホールディングス、名村造船所、日本郵船、鹿島、三井不動産(11/27)

アドバンテスト<6857>

◎10:22執筆。前日の米半導体株高を好感して買いが優勢となり、一時前日比+5.54%高と大幅に続伸しました

◎12月の連邦公開市場委員会(FOMC)での利下げ期待や、SOX指数(フィラデルフィア半導体株指数)が前日比+2.75%高と4連騰した流れを受け、東京市場でも半導体関連の主力株である同社に買いが波及したようです

◎また、エヌビディア<NVDA>が前日比+1.37%高と反発し、AI(人工知能)市場での競争激化懸念がいったん後退したことも、投資家心理を改善させたようです

◎海外投機筋による日経平均先物への買いが入り、日経平均株価への寄与度が高い同社株の上昇を後押しした面もあるようです

◎この流れを受け、ソフトバンクグループ<9984>、東京エレクトロン<8035>、レーザーテック<6920>、キオクシアホールディングス<285A>なども上昇しました


住友金属鉱山<5713>

◎11:00執筆。NY金先物相場の上昇を受けて買いが優勢となり、一時前日比+4.31%高と大幅に続伸しました

◎NY金先物相場が4日続伸して4,202.3ドルへ上昇した流れから、国内大手の産金会社である同社にも買いが波及したようです

◎米経済指標を背景とした12月の米利下げ観測の高まりや、米長期金利の低下に伴うドル安が、金相場の追い風となっているようです

◎また、ある金融機関が2026年の金価格見通しを引き上げ、将来的に5,000ドルに達するとの強気な予測を示したことも、投資家に好感されたようです


TOPPANホールディングス<7911>

◎11:15執筆。デジタルとリアルを融合した新サービスの開発を発表したことが好感され、一時前日比+5.19%高と大幅に5連騰しています

◎グループ会社がトレジャーデータと共同で、オンライン行動に合わせて最適なタイミングでDMを送付するなど、デジタルとリアルを連携させたマーケティング支援サービスを開発したとのことです

◎デジタルとリアルの両面で施策の自動化や統合管理が可能になり、企業のマーケティング効果を高めるとの期待から買いが集まったようです

◎また25日には、発電効率を維持しつつ木目や石目などの意匠を施せる太陽光パネル向け透過フィルムを開発し、2026年度中の量産化を目指すと発表しています

 

名村造船所<7014>

◎10:10執筆。国土交通省が造船業の設備投資を支援する「造船業再生基金」を設けると報じられ、一時前日比+2.66%高となりました

◎2025年度の補正予算案に1,200億円を計上し、2035年に建造量を2024年の倍に引き上げる目標を掲げるようです

◎また、米国が関心を示す砕氷船の研究開発なども補助するようです

◎これを受け、三井E&S<7003>などの造船関連株も買われました

 

日本郵船<9101>

◎10:40執筆。海運大手3社が次世代船開発で造船大手と連携すると報じられ、一時前日比+0.67%高となりました

◎今治造船と三菱重工業<7011>が共同出資する船の設計会社「MILES(マイルズ)」に対し、海運3社が出資する方向で検討しているようです

◎高市早苗政権が掲げる成長戦略に「造船」が含まれていることから、長期的な事業拡大を期待した買いが入ったようです

◎一方で、投資規模が不明で業績への影響が見通しにくいとの指摘や、相場全体の上昇にツレ高している側面も大きいとの見方もあるようです

◎これにより、商船三井<9104>、川崎汽船<9107>も買われました

 

鹿島建設<1812>

◎10:20執筆。あるアナリストが、投資判断「アウトパフォーム」を維持し、目標株価を4,800円から6,450円へ引き上げたことが好感され、一時前日比+1.27%高となり上場来高値を更新しました

◎このアナリストは、2026年3月期今期に大手ゼネコンとしてはじめて営業利益が2,000億円の大台に到達し、良好な受注高や採算性の改善などを背景に、中期的な利益成長が続くと予想しているようです

◎また、政策保有株式の売却資金を活用した自社株買いなどにより、ROE(自己資本利益率)の維持・向上が期待できるとの見方も示しました


三井不動産<8801>

◎10:30執筆。あるアナリストが、投資判断「アウトパフォーム」を維持し、目標株価を1,910円から2,050円へ引き上げたことが好感され、一時前日比+1.49%高となりました

◎このアナリストは、7日に同社が2026年3月期今期の通期計画を上方修正したことを踏まえ、今期業績予想を引き上げたようです

◎国内の分譲マンションやオフィス、ホテルなど幅広い事業が好調で、自社株買いなどの株主還元強化によりROEの改善が続く見通しであることを評価したようです

 

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