【株価が動いた理由】日立製作所、イビデン、アンリツ、オリエンタルランド、関西電力、JT、明電舎、ニデック、コナミ、パナソニック(10/31)
目次

日立製作所<6501>

イビデン<4062>

アンリツ<6754>

オリエンタルランド<4661>

関西電力<9503>

日本たばこ産業(JT)<2914>

明電舎<6508>

ニデック<6594>

コナミグループ<9766>

パナソニックホールディングス<6752>

【株価が動いた理由】日立製作所、イビデン、アンリツ、オリエンタルランド、関西電力、JT、明電舎、ニデック、コナミ、パナソニック(10/31)

日立製作所<6501>

◎09:40執筆。2026年3月期今期純利益予想を上方修正したことが好感され、一時前日比+11.92%高と急伸し上場来高値を更新しました

◎今期純利益予想を従来の7,100億円から7,500億円(前期比22%増)へ引き上げたことが好感されました

◎電力インフラの更新需要に加え、生成AI(人工知能)普及に伴うデータセンター関連の送配電設備需要が好調なようです

◎また、28日に日米両政府が発表した「日米間の投資に関する共同ファクトシート」に同社名が記載され、AIインフラ関連での期待感が高まったことも買いを後押ししたようです


イビデン<4062>

◎09:50執筆。2026年3月期今期の業績予想の上方修正や株式分割、累進配当の導入が好感され、一時前日比+10.95%高となりました

◎生成AI向け製品の需要好調や円安を背景に、今期純利益予想を従来の340億円から370億円(前期比10%増)へ引き上げました

◎また、2026年1月1日付で1株を2株にする株式分割と、累進配当の導入を発表したことも株主還元策として評価されたようです

◎2025年4-9月期の配当は、高機能製品を担う大野事業場での量産開始を受けた記念配当10円を含む30円とし、2031年3月期まで年間配当40円(株式分割前)をベースに、原則減配しない方針を発表しました


アンリツ<6754>

◎10:45執筆。2025年4-9月期決算が市場予想を大幅に上回り、一時前日比+21.2%高のストップ高買い気配となりました

◎4-9月期連結営業利益が50.3億円(前年同期比40.7%増)、純利益が38億円(同70%増)と大幅な増益だったようです

◎主力の通信計測事業は減収だったものの、在庫の圧縮やコストコントロールを進めたことで収益性が大幅に改善したことが寄与したようです

◎また、2026年3月期今期の業績見通しは据え置かれましたが、上期の好調な進捗がポジティブサプライズとなったようです


オリエンタルランド<4661>

◎10:30執筆。2025年4-9月期営業利益が市場予想を下回ったことが嫌気され、一時前日比-9.58%安と急反落しました

◎4-9月期営業利益は682億円(前年同期比8%増)で会社計画618億円を上回ったものの、市場予想706億円は下回りました

◎新エリア「ファンタジースプリングス」やイベントの売上やホテル事業の客室単価上昇などで利益は伸びましたが、市場の期待には応えられなかったようです


関西電力<9503>

◎10:00執筆。2026年3月期今期純利益予想の上方修正と増配の発表が好感され、一時前日比+6.26%高と続伸しました

◎販売電力量の増加などを理由に、今期純利益予想を従来の2,950億円から3,600億円(前期比14%減)へ引き上げ、市場予想3,153億円も上回りました

◎また、年間配当を従来計画の1株あたり60円から75円(前期比15円増)へ引き上げる計画も発表されました

◎9月に判明した米ヘッジファンドの株式保有を背景に、株主還元強化への期待感も引き続き買いを後押ししているようです


日本たばこ産業(JT)<2914>

◎10:05執筆。2025年12月期今期業績予想の上方修正と増配が好感され、一時前日比+10.92%高となり上場来高値を更新しました

◎今期純利益予想を従来の4,940億円から5,620億円(前期比3.1倍)へ引き上げ、市場予想5,101億円も上回りました

◎海外でのたばこ販売増や値上げ効果に加え、国内での加熱式たばこの好調が業績を押し上げたようです

◎また、年間配当計画を従来の1株あたり208円から234円へ引き上げたことも好感されたようです


明電舎<6508>

◎10:10執筆。2026年3月期今期営業利益予想を上方修正したものの、市場予想を下回ったことが嫌気され、一時前日比-6.25%の急落となりました

◎今期営業利益予想を従来の200億円から225億円(前期比4.6%増)へ引き上げましたが、市場予想には届かなかったようです

◎フィールドエンジニアリング事業や電力インフラ事業は好調ですが、EV事業の需要落ち込みなどで売上高が従来予想を下回るようです

◎2025年4-9月営業利益は28億円(前年同期比46.3%増)で会社予想20億円を上回りました


ニデック<6594>

◎10:35執筆。株価指数から除外されることに伴う売りが警戒され、一時前日比-5.49%安となりました

◎同社は特別注意銘柄の指定により、11月4日にTOPIX(東証株価指数)から除外されるため、インデックスファンドの売りへの懸念が強まったようです

◎また、11月5日には日経平均株価の構成銘柄からも除外される予定で、こちらは11月4日に売りが出る見込みです


コナミグループ<9766>

◎09:50執筆。2025年4-9月期純利益が過去最高となり、市場予想も上回ったことが好感され、一時前日比+17.33%高の大幅高となりました

◎4-9月期純利益は464億円(前年同期比28%増)と2年連続で過去最高を更新し、市場予想447億円も上回りました

◎モバイル向けサッカーゲーム「eFootball」や「プロ野球スピリッツA」など、主力のデジタルエンタテインメント事業が好調に推移し業績をけん引したようです

◎なお、2026年3月期今期の通期業績予想は据え置かれました


パナソニックホールディングス<6752>

◎10:00執筆。2026年3月期今期の連結純利益予想を下方修正したことが嫌気され、一時前日比-9.71%安と急落しました

◎米国のEV(電気自動車)減速による車載電池販売減を理由に、今期純利益予想を従来の3,100億円から2,600億円(前期比29%減)へ引き下げ、市場予想の2,995億円も下回りました

◎また、併せて示されたグループ経営改革の進捗について、市場では改革の遅れや収益改善への懸念が強まったことも売り材料となったようです

 

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