イオン<8267>
💡株価が動いたポイント
✅2025/4/14(月)終値3,929円-165円
✅始値3,901円、高値3,951円、安値3,822円
✅年初来高値4,129円、年初来安値3,437円
✅明るい今期見通しを発表も好材料出尽くしで、前日比-4.03%の大幅安となり5日ぶりに反落となりました
◎2026年2月期今期の売上高予想を10兆5,000億円(前期比3.6%増)、営業利益予想を2,700億円(同13.6%増)、純利益予想を400億円(同39%増)、年間配当予想を40円(記念配当4円を含めた前期実績は40円)と明るい見通しを発表しましたが、前日まで4連騰で上場来高値を更新しており、目先の好材料出尽くしとなったようです
◎また、2025年2月期前期の売上高10兆1,348億7,700万円(前々期比6.1%増)、営業利益2,377億4,700万円(同5.2%減)、純利益287億円(同36%減)と、大幅減益の前期からの今期の増益見通しのため、あまり評価されなかった面もあったようです
◎今期は利益率の高いプライベートブランド(PB)の販売増や効率化で採算を改善するとのことです
◎また、イオンモール<8905>を株式交換によって完全子会社化することに最終合意したことも発表しました
◎交付するイオンの6,188万9,400株のうち600万株は自己株式を充当し、残りは新株式を発行する予定とされ、一株当たりの希薄化懸念も生じているようです
◎さらに、傘下のドラッグストア事業の再編を進めることも発表しました
◎ツルハホールディングスがウエルシアホールディングスを株式交換により完全子会社化した上で、統合新会社に対してイオンが2025年12月上旬頃に株式公開買い付け(TOB)を行い、過半数の株式保有を目指すというものです
◎決算説明会でイオンの吉田昭夫社長は「既存事業の再成長を促し、収益性を伴っていない子会社は方向性を決めていくことを柱にしたい」などと話し、グループ再編を本格化する意向を示しました
◎これに対して、ツルハHDの上位株主である英系運用会社オービス・インベストメンツは、この経営統合案や、統合新会社に対するイオンのTOB案に反対すると発表しました
◎オービスではツルハHDの一株当たりの価値は2万円の可能性があり、過小評価されていると主張しており、先行き不透明感がある点を嫌気する向きもあるようです
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