【株価が動いた理由】アドバンテスト -8.6%~中国製AIの台頭でAI関連の巨額投資が不要になる可能性を懸念

【株価が動いた理由】アドバンテスト -8.6%~中国製AIの台頭でAI関連の巨額投資が不要になる可能性を懸念

アドバンテスト<6857>

 

💡株価が動いたポイント

✅2025/1/27(月)終値9,185円-865円

✅中国製AI(人工知能)の台頭でAI関連の巨額投資が不要になる可能性から、前日比-8.6%の急落となりました


 

◎中国のスタートアップ企業ディープシークがリースした最新AIモデル(DeepSeek V3)が、安価な半導体でも高性能を発揮できることからAI関連の巨額投資が不要になる可能性が警戒され半導体やAI関連株が売られました

◎また、アップルの「アップストア」の無料アプリで、ディープシークのダウンロード数が1位となり、2位のチャットGPTを評価でも上回ったことも背景のようです(ただしディープシークの評価数はまだ少ないため変動する可能性あり)

◎これにより、AIにおける米国の世界的リーダーシップに対する潜在的な脅威となるのではないかとの懸念が広がっており、週明けのアジア時間でNYダウなど米国市場の主要3指数も時間外取引で1%超の下落となるなど、市場ムードは悪化しているようです

◎このDeepSeek V3が先端半導体を搭載していなくても実行可能で、ベンチマークでチャットGPTを上回っていることや、圧倒的にコスト効率が良いことから、アナリストらは「AIの巨額投資計画を台無しにする可能性もある」「AIに投じられてきた莫大なコストに疑問を投げかける」との見方を示しました

◎高性能なAIであるディープシークの台頭は、高価なAI半導体を手掛けるエヌビディア<NVDA>などの脅威になる可能性があると見られたようです

◎アドバンテストの半導体試験装置をエヌビディアが採用するなど両者間の関係は深いため、悪影響は大きいとの見方から、アドバンテスト株は大きく下落したと見られます

◎またあるアナリストは、中国製AIはセキュリティ上の観点から中国などでしか本格的には使われない可能性もあり、エヌビディアなどへの影響は限定的となるかもしれない、と述べました

◎株価は2024年4月安値4,952円から今年1月10日上場来高値10,430円へ上昇。この日は一時9,130円まで下落しました

 

 

【関連記事】
トランプトレードで「株より上がったビットコイン」の関連日米株6選
年始からはじめる「投信つみたて」ファンド3選
エヌビディアに毎月3万円×10年つみたてたら2億円以上になってた【米国株つみたてのはじめ方】
株主優待68銘柄【2025年1~3月】
2025年のNISAはどうすべき?注目ファンド5選

公開日:2025.1.27

マーケット情報

シェアする
FacebookXnote

金融商品取引法に基づく表示事項

●本資料をお客様にご提供する金融商品取引業者名等
商号等:PayPay証券株式会社 https://www.paypay-sec.co.jp
金融商品取引業者 関東財務局長(金商)第 2883号
加入協会:日本証券業協会
指定紛争解決機関:特定非営利活動法人 証券・金融商品あっせん相談センター
●リスク・手数料相当額等について
証券取引は、株価(価格)の変動等、為替相場の変動等、または発行者等の信用状況の悪化や、その国の政治的・経済的・社会的な環境の変化のために元本損失が生じることがあります。
お取引にあたっては、「契約締結前交付書面」等を必ずご覧いただき、
「リスク・手数料相当額等(https://www.paypay-sec.co.jp/service/cost/cost.html)」について内容を十分ご理解のうえ、ご自身の判断と責任によりお取引ください。

免責事項等
●本資料は、投資判断の参考となる情報の提供を目的とし、投資勧誘を目的としたものではありません。投資の最終決定はお客様ご自身の判断で行ってください。
●本資料は、信頼できると考えられる情報源に基づいて作成されたものですが、基にした情報や見解の正確性、完全性、適時性などを保証するものではありません。本資料に記載された内容は、資料作成日におけるものであり、予告なく変更する場合があります。
●本資料に基づき行った投資の結果、何らかの損害が発生した場合でも、理由の如何を問わず、PayPay証券株式会社は一切の責任を負いません。
●電子的または機械的な方法、目的の如何を問わず、無断で本資料の一部または全部の複製、転載、転送等は行わないでください。