【株価が動いた理由】中外製薬

【株価が動いた理由】中外製薬

中外製薬<4519>

 

◎2024/11/18(月)終値6,427円-714円

◎トランプ次期米大統領がロバート・F・ケネディ・ジュニア氏を保健福祉省の長官に指名したと公表し、前日比-9.99%の急落となりました

◎ケネディ氏はワクチン懐疑派として知られており、これを受けて欧米市場の医薬品株が全面安、アジア市場でも中外製薬など製薬会社の株価が軒並み急落しました

◎ケネディ氏はケネディ元大統領の甥に当たり、今回の大統領選に無所属で出馬していましたが、後にトランプ氏支持に回って出馬を取り下げたことで、トランプ氏は同氏を高く評価していました

◎近年のケネディ氏は医療用ワクチンに否定的な言動を続けており、コロナ禍では科学者らが誤った情報を社会に流していると主張してきました

◎保健福祉省の傘下には食品医薬品局(FDA)や疾病対策センター(CDC)など重要な許認可権限を有する機関が複数あるほか、米国政府全体の予算の多くを握っていることから、就任後の混乱を警戒するムードが医薬品関連銘柄を中心に強まっているようです

◎株価は5月30日安値4,572円から10月28日上場来高値7,869円まで上昇。この日は終値がその日の最安値で終える安値引けとなりました

 

 

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公開日:2024.11.18

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